
業界の“変わらなければならない”現実。
DX勉強会開催の背景
人手不足、高齢化、顧客ニーズの多様化──。
いま、地域の中小塗装業においても「従来のやり方の限界」を感じる企業が増えています。加えて、建設キャリアアップシステム(CCUS)など、業界のデジタル化は待ったなしの状況です。
そうした中、「現場の声」から生まれたのが、今回のDX勉強会でした。
本勉強会は、埼玉県塗装業協同組合さいたま支部の会員企業である株式会社N&Nの見目氏を中心とした有志の声をきっかけに開催されました。
塗装業界では依然として「紙とExcel」が中心の業務が多く、属人化・情報共有の遅れ・ミス・コスト把握の困難さといった課題が日常的に発生しています。
「そろそろ変わらなければ」
「でも、何をどう始めればいいのか分からない」
──そんな空気感の中、今回の勉強会では、“現場で本当に使えるDX”をテーマに、成功事例と共に具体的な打ち手が紹介されました。
登壇:N&N見目氏が語る、現場でのリアルな変革体験
講演では、株式会社N&Nの見目氏より、自社におけるAnyONE導入の経緯と成果が紹介されました。
「Excelの見積、うちも同じです」
「属人化、あるあるすぎる」
──講演中、参加者の間からは共感の声や笑いが漏れました。
成功体験だけでなく、導入に至るまでの失敗談や現場の葛藤も赤裸々に語られ、「自社にもできるかもしれない」と感じた参加者も多かったようです。
見目氏はかつて、他社のITシステムを導入したものの、
- 「入力が面倒」
- 「使う人によってバラつきが出る」
- 「データの見通しが悪い」
といった理由から定着せず、いったん断念した経験を語りました。
その後、現場と事務のどちらでも“無理なく”使えるツールを検討し、AnyONEの導入に踏み切ったとのことです。
AnyONE導入後は、次のような成果が実現されました
- 見積作成の共有・テンプレート化により、作業時間を約50%削減
- 属人化していた進捗管理の可視化により、社内フォロー体制を確立
- 粗利のリアルタイム把握により、経営判断の迅速化が可能に
といった成果が実現。
また、Excelに近い操作感と直感的なUIが「職人世代」にも受け入れられ、現場からの反発もなくスムーズに定着した点が、導入成功のカギとなったと語られました。

株式会社N&N 見目氏
エニワンが提示した「導入しやすさ」と「数値で見る効果」
続いて、エニワン株式会社 シニアマネージャーの谷口賀彦より、AnyONEの機能紹介とともに導入支援プランが解説されました。
AnyONEは、見積・契約・現場進捗・請求業務などをクラウド上で一元管理できるサービスで、
現場の事務作業が1日1時間でも削減できれば、1人あたり月約3万円相当の効率化効果(※1)が得られるという試算もあります。
たとえば、6名で利用する6ライセンスプラン(月額利用料:計54,000円)を導入した場合でも、
システム費用を差し引いた上で、年間150万円以上の業務改善効果が期待される計算になります(※2)。
試算例:6名(6ライセンス)が、1日1時間の業務削減ができた場合
効率化効果:1時間 × 20営業日 × 1,500円 × 6人= 月180,000円
利用料:6ライセンス = 月54,000円
実質効果:180,000円 − 54,000円 = 月126,000円
年換算:126,000円 × 12ヶ月 = 約1,512,000円
※1:1時間あたりの作業コストは一般的な労務単価の目安として1,500円で試算
※2:効果は業種・業務内容・運用体制などにより異なります
また当日は、「参加者限定の無料トライアル提供」の案内も行われ、トライアル利用や導入検討への動きが複数の企業で始まっています。

エニワン株式会社 シニアマネージャー 谷口賀彦
参加者の声:「まずは一歩踏み出せそう」
勉強会後の参加者からは、以下のような声が寄せられました
- 「DXの必要性は感じていたが、何をすればいいか分からなかった。今日の話は具体的で現実的だった」
- 「職人任せだった業務が共有・見える化できることに驚いた」
- 「顧客管理や見積の整理など、すぐに取り入れたい要素が多かった」
すでに複数社で導入に向けた具体的な検討が開始されており、今後の広がりが期待されています。
一方で、
- 「現場で本当に使いこなせるか不安」
- 「Excelでなんとかなっているので踏み切れない」
といった慎重な声も聞かれ、DX導入における“心理的な壁”の存在も改めて浮き彫りとなりました。
こうした声に応えるため、段階的な導入支援・相談体制の強化の必要性も再確認されています。

エニワン株式会社より
塗装業界では、「今のやり方でもなんとか回っている」という理由で、DXの第一歩が踏み出せないケースが数多く存在します。
今回の勉強会では、実際に現場で成果が出ている導入事例や、DXによる業務改善効果などを共有し、「変わるきっかけづくり」をサポートすることができました。
今後もエニワンは、こうした地域や業界団体との連携を通じ、「現場から始めるDX支援」を全国へ広げてまいります。
勉強会開催や導入相談をご希望の団体・企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「AnyONE(エニワン)」について
AnyONEは、工務店・住宅会社・塗装業者などの現場業務を支援する業務支援クラウドシステムです。
顧客管理・案件進捗・契約・原価・粗利管理までを一元化でき、“現場でも使いやすい”操作性と“導入後の定着率”の高さが評価されています。
2010年のリリース以来、表計算ソフトに近い操作感を大切に開発・提供しており、2024年現在で3,400社以上が導入、継続率99.5%を誇ります。
サービス詳細:https://www.any-one.jp/

エニワン株式会社の会社概要
会社名: エニワン株式会社
代表者: 代表取締役 中澤 秀紀
所在地: 大阪府大阪市中央区安土町1丁目6-14 朝日生命辰野ビル2階・5階
事業内容: 工務店・住宅会社向け管理システム「AnyONE」の開発・販売・運営
サービスサイト: https://www.any-one.jp/
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