2025年3月27日(木)、株式会社セイノー情報サービス(東京本社/大垣本社 代表取締役社長 松本充博)は、国内外の企業に対する新たな価値を提供するため、物流業界では初となる物流版AIエージェント「ロジスティクス・エージェント」の開発を表明しました。
このイベントは二部構成で開催され、第一部はロジスティクス・エージェント開発の背景を皮切りに、コンセプト、ユースケース、その効果を解説しました。また、ロジスティクス・エージェントのデモンストレーションや動画を通じ、ロジスティクスおよびサプライチェーンにおける活用イメージを説明しました。このロジスティクス・エージェントは、国内では初となる物流版AIエージェントで、これまで物流現場を担ってきた人になり替わって状況を分析判断し、未来を予測して改善策を示唆するものです。加えてアクションの一部を代行するなど、進行する人手不足の打開策となりえる革新的なサービスです。
第二部はパネルディスカッション形式で、ソフトバンク100%出資企業であるGen-AX株式会社 鈴木 祥太氏、株式会社ローランド・ベルガー 小野塚 征志氏をゲストに迎え、「ロジスティクス・エージェントで物流はどう変わるのか?」というテーマに対し、真剣な議論を深めました。日本の製造・物流現場は高いスキルを有するがゆえ、AIやロボットを活用した自動化が進まない傾向があります。しかし、人手不足は待ったなしの状態であり、経営者によるトップダウンと「まずは使ってみる」「試してみる」という、失敗を恐れない挑戦する姿勢が重要だと強調しました。
尚、当日は物流イノベーションに関心の高い来場者約50名に加え、報道機関も8社が参加されました。
▼発表会の様子(代表取締役社長 松本充博)

▼会場には50名以上が来場

▼パネルディスカッションの様子

【当日のプログラム】
(1)ロジスティクス・エージェント発表
株式会社セイノー情報サービス 代表取締役社長 松本 充博
(2)パネルディスカッション
パネラー
Gen-AX株式会社(ソフトバンク株式会社100%出資) エバンジェリスト 鈴木 祥太 氏
株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志 氏
株式会社セイノー情報サービス 執行役員 LLP事業兼第二開発部担当 立木 純二
モデレーター
株式会社セイノー情報サービス LLP事業部 参与 早川 典雄
【ロジスティクス・エージェントの概要】
ロジスティクス・エージェントは、AIが人に代わって物流現場の状況を分析・判断、未来を予測し、問題解決のための改善アクションをガイドします。併せて、自律型AIエージェントが人の承認を得ながら、必要な処理を自動実行するものです。この開発に際しては、弊社が西濃運輸グループおよび一般企業向けに提供する物流ITソリューションで培った技術・メソドロジーに加え、蓄積した体系的な物流ナレッジおよびアプリケーションデータを最大限活用します。
弊社では、ロジスティクス・エージェントの達成段階をレベル0から6に定義づけ、2025年にはレベル2~3(問題を検知し取るべき行動を示唆、人の承認をもってAIが自動実行する)へ進行する計画です。また、2030年をめどにレベル6となる「汎用化・民主化」を視野に入れています。
このロジスティクス・エージェントは、人手不足をはじめとする物流の諸問題を解決、物流管理・物流現場を高度化する革新的なソリューションとして、国内マクロ物流コスト(約50兆円*1)における管理系コスト(約1.4兆円*1)を大幅に削減するとともに、50兆円全体の効率化を目指して社会課題を解決し、持続可能な物流の実現に貢献します。
(*1:出典:公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 物流コスト調査(2023年度))
【セイノー情報サービスの概要】
■名称:株式会社セイノー情報サービス
(略称 SIS: Seino Information Service Co., Ltd.)
■代表者:代表取締役社長 松本 充博
■所在地:岐阜県大垣市田口町1番地
■事業内容:付加価値データ通信(VAN)サービス、ソフトウェアの開発・販売、情報処理、コンピュータの販売
ネットワークの管理・運用、各種コンサルテーション、他
■公式HP:https://www.siscloud.jp/
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