
株式会社積彩(本社:東京都大田区、代表取締役:大日方伸)は、2025年4月8日(月)~13日(日)の期間、イタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2025」内の「サローネサテリテ」に出展いたします。出展テーマは、積彩がこれまで独自に開発を続けてきた3Dプリント技術を基盤とした、新しい装飾の在り方を提案する「Maximal Design」というデザインコンセプト。たった1台の3Dプリンタから多様な表現のCMF/装飾材を作り出す、デザインと技術が融合した新たな装飾のあり方を提案します。
◆展示内容
- CMF ライブラリ



これまで積彩が独自に開発を進めてきた多色3Dプリント技術とコンピューテーショナルデザインによるCMF(Color, Material, Finish)ライブラリを開発しました。
株式会社イトーキとの協業によって生まれた、インテリアトレンドを取り入れたCMFを表現した『SENSE BAR』をはじめ、多様なCMFサンプルを展示します。
従来の「素材を収集・分類する」ことを起点としたCMFデザインを発展させ、3Dプリンティングによってより目的にフィットしたCMFを創り出すという新たなデザイン手法を追求しています。
積彩の持つ3Dプリントと着色を同時にこなす技術は、これまで別工程だった製造と後加工を統合し、一体化されたプロセスを実現しました。
製造コストや環境負荷を抑えながら、意匠の幅を広げ、より自由度の高いカスタマイズ性を備えた、新しいCMFのあり方を提案します。

また、会場では実際に3Dプリントされる様子もご覧いただけます。後加工無しで直接CMFが作られる様子を是非ご覧ください。
- UKIYOE



UKIYOEは、日本的な色彩とグラデーションが特徴的な”浮世絵”からインスパイアを受け、その繊細な表現を3Dプリント技術を用いて再解釈したパーテーションのプロトタイプです。
まだ遠近法の概念がなかった日本において、浮世絵では風景のかすみや奥行きを表すのにグラデーションが用いられ、空や水、山の遠景などが繊細に描かれました。
わたしたちは、この伝統的な風景美を表現するために、一本のパスの中で色の比率をグラデーショナルに変化させる独自の3Dプリント技術を開発。
この技術によって、まるで大自然の風景が目の前に広がるような、奥行きをもったパーテーションが生まれました。
◆デザインコンセプト「Maximal Design」

今回の展示テーマは、積彩が提案する新たなデザイン哲学「Maximal Design」です。
装飾を極限まで削ぎ落とすミニマルデザインが長く主流であった現代において、私たちはあえて“装飾すること”の価値を見つめ直します。
積彩の多色3Dプリンティング技術は、装飾を加えても製造コストや工程数を増やすことなく、意匠の自由度を高めることを可能にしました。
本展示では、「Maximal Design」を「哲学」「技術」「デザイン」「時代」の4つの視点から紐解き、これからの時代に求められるデザインとは何か、そして3Dプリントがもたらす新たな装飾のあり方とは何かを問いかけます。
ぜひ会場で、未来の「装飾」の可能性をご体感ください。
◆展示会情報
SEKISAI ーSALONE SATELLITE
■ 日程:2025年4月8日(火)~13日(日)
■ 時間: 9時30分~18時30分
■ 会場:FIERA MILANO-RHO,PAVILIONS 5/7
■ ブース番号:F03
https://www.salonemilano.it/en/exhibitions/salonesatellite
◆株式会社積彩について

積彩は、3Dプリンティングを専門とするデザインスタジオです。
コンセプト設計からデザイン、製造までを一貫して手がけ、3Dプリンティング技術を駆使して、多様なシーンに対応する唯一無二の空間体験を創出します。
特に、独自開発の3Dプリント着色技法によるサーフェスデザインは、光や視点の変化に応じて多彩な表情を生み出す魔法のような意匠効果を実現。その革新的な表現は、国内外で高く評価され、富山デザインコンペティション2020 グランプリ受賞、Innovative Technologies 2022 受賞、Design Shanghai Picks 2024 受賞など、数々のアワードを受賞しています。
WEBサイト : https://sekisai.com
Instagram : https://www.instagram.com/sekisai.design
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