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■京都府では、企業が障害のある求職者を募集する際に、自社の職場環境や募集する業務に必要な適性を可視化できる「障害者雇用環境アセスメントツール」を、京都大学 村田准教授の監修のもと、開発しました。
■本日より、企業からの利用申込を受け付けますのでお知らせします。
1.概要
<活用効果>
- 企業の担当者は、ツールのチェック項目に回答することで、現在の職場環境や業務に必要となる求職者の適性を可視化することができます。
- 回答結果を求人票等と一緒に公開することで、求職者が自らの適性等に合った働きやすい企業を見つけることができるため、自社とマッチングした求職者からの応募が期待できます。
- 回答結果から自社の雇用環境を客観的に把握できるので、働きやすい職場づくりに向けたロードマップとしても活用できます。
<特徴>
- 気軽に進められる(回答は約20~30分程度)
- 分かりやすい質問
- 自社または部署にあった職種のシートで回答できる(事務、作業、販売・サービスの3職種に対応)
<背景>
- 近年、障害のある方の社会参加意欲の高まりにともない、特に精神・発達障害のある方の一般就労が増えているものの、平均勤続年数は短い傾向にあります。
- ミスマッチによる離職を減らすためには、障害のある求職者の特性と、募集する企業の職場環境や業務適性とのマッチングが重要ですが、求人募集の際に、障害のある方にとって必要な情報が十分に開示されていないことが多く、そうした課題に対応するために、京都大学 村田淳准教授の監修のもと、本ツールを開発しました。
2.利用申込
(1)対象企業
障害のある方の雇用や実習を検討されている企業
(2)申込方法
京都府HP「障害者雇用環境アセスメントツール」から申し込み
https://www.pref.kyoto.jp/jobpark/sksc/kasika.html
(3)利用料
無料
3.監修者のメッセージ
障害のある人が働くことを考える際、社会や組織のなかにどのような障壁(バリア)があり、それらをどのように解消・軽減できるのかを考えることがとても重要です。本ツールは、企業のこと、職場のことを客観的に把握するためのツールであり、職場(雇用環境)の改善に役立つものであると同時に、より良いマッチングを創出するためのツールとして役立ててください。

京都大学 学生総合支援機構 准教授 村田 淳(むらた じゅん)同大学DRC(障害学生支援部門)のチーフコーディネーター、及び障害学生支援分野の全国的なプラットフォーム事業であるHEAP(高等教育アクセシビリティプラットフォーム)のディレクター。
障害のある人の学びや就労、地域生活を専門とする実践家。
4.経過
令和6年10月から「障害者雇用環境アセスメントツール」検討委員会を立ち上げ、ツールの試作や内容についての議論をした上で、開発しました。
<委員(行政・支援機関)>
- 京都労働局職業安定部職業対策課課長 扇一 隆
- 京都障害者職業センター所長 眞田 義信
- 京都府商工労働観光部企画調整理事 河島 幸一
雇用推進課長 課長 湯川 卓宏
- 京都障害者就業・生活支援センター所長 戸田 則子
- 株式会社Kaien 法人窓口シニアコンサルタント 足立 寛子
<委員(モデル企業)>
- 第一工業製薬株式会社管理本部総務法務部長兼京都駅前事業所長 齊内 直文
- 環協株式会社部長代理兼人事課長 下石見 敦史
- 株式会社アソウ・ヒューマニーセンター京都支店支店長 牧 陽介
<監修>
- 京都大学准教授DRCチーフコーディネーター 村田 淳
<開発>
- 京都障害者雇用企業サポートセンター
現場責任者 渡邊 悟
- 就労移行支援事業所チャレンジドアソウ
副部長 川口 文子
宮崎 由紀恵
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