外壁調査に新たなスタンダードを!AI技術を活用した働き方改革を目指す - PR TIMES|RBB TODAY
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外壁調査に新たなスタンダードを!AI技術を活用した働き方改革を目指す

株式会社コンステック(本社:大阪市、代表取締役社長:茶家義明)は、建築物の外壁調査業務の効率化・省人化、労働環境改善を目的として、AIを活用した支援技術の開発に取り組んでいます。この支援技術は、地方独立行政法人北海道立総合研究機構(以下、道総研)の重点研究「AIを活用した鉄筋コンクリート造(以下、RC造)建築物外壁調査・診断等の支援技術の開発(令和5~7年度)」により構築しようとしているものです。特に、建築物特有の多様な塗装仕上げに対応したシステムとして、令和8年度の実用化を目指しています。すでにプロトタイプが完成しており、当社の展示会「テクノフェア2024」にて初公開しました。

AIによる画像認識イメージ(写真は実際の処理画像)

【開発の背景】
現在のRC造建築物外壁調査は、ひび割れや鉄筋露出などの変状把握は人による目視で行われています。変状の位置や範囲についてメジャー等を用いて図面に書き込んで記録し、事務所に戻ってCADデータとして清書を行っています。高所などで地上から確認しにくい場合は、高所作業車やロープによってアクセスしていますが、作業員の安全確保や調査・記録用具の落下防止のため作業環境が煩雑になっています。労働人口が減少していく傾向にある今、外壁調査業務の効率化・省人化は急務であると言えます。
道総研建築研究本部北方建築総合研究所は、上記の問題に対し、画像認識AI技術の活用による外壁調査業務の効率化・省人化を目指しています。当社はこの取組みに賛同し、共同研究機関として参画しています。

高所作業車からひび割れ長さを測定している様子

ひび割れ幅を測定している様子

〈2025年時における外壁調査の代表的な作業状況〉

【支援技術の概要】
支援技術は、建築物の外壁を撮影した写真からひび割れや鉄筋露出などの変状箇所をAIに自動検出させようとするものであり、検出結果はCADやCSVなどのデータとして出力可能なものとして構築します。
土木構造物などのコンクリート打放し仕上げを対象とした同様のサービスは既に提供されていますが、建築物は仕上げの種類が多岐にわたり、また凹凸も多いためAIの活用が浸透していない状況にあります。
本開発では、主に塗装仕上げを対象に教師データを整備することで、建築物の外壁調査に特化したAIを構築しています。

高精細カメラによる撮影

UAV搭載カメラによる撮影

【開発の進捗状況】
現在は、構築したAIの検出精度や作業効率向上の検証、ソフトウェア開発を行っており、令和7年度に完成を予定しております。プロトタイプが2024年10月に完成しており、2024年11月6~7日に宮城県仙台市で開催したコンステックグループの展示会「テクノフェア2024」にて紹介を行いました。同展示会はオンライン化され、24時間自由な時間で閲覧が可能です。実施者・道総研の齊藤氏による特別講演の様子も閲覧できますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

- オンライン展示会 https://cons-technofair.jp/
- 2025年11月下旬頃まで公開


テクノフェア2024での特別講演の様子(講演者:道総研 齊藤様)

株式会社コンステックについて
コンステックは1969年(昭和44年)の創業以来長年にわたり、鉄骨・コンクリート建造物の調査・診断から補修・補強工事までを一貫して手がけ、既存建築物の長寿命化分野におけるリーディングカンパニーとして成長を遂げてまいりました。全社員がプロフェッショナルの技術者としての誇りと責任を持ち、社会のニーズに対応した価値ある独自の技術開発を推し進め、安全・安心で持続可能な社会環境の提供に努力してまいります。

本社 〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東4-33
代表取締役社長 茶家義明

事業内容
鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の調査・診断
鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の補修・改修補強工事
鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の耐震診断・耐震補強工事
土木構造物の調査・診断
土木構造物の補修・補強工事
アスベスト処理及びダイオキシン除去工事
歴史的構造物の補修・補強工事
その他関連するコンサルタント業務及び工事

【研究開発体制】







【連絡先・問合せ先】
株式会社コンステック 技術本部
tech-info@cons-hd.co.jp
03-6450-0634 担当:川瀬

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