ギリアド、CAR T細胞療法における 地域格差解消のための寄附プログラムを開始
ギリアド・サイエンシズ株式会社
ギリアド、CAR T細胞療法における 地域格差解消のための寄附プログラムを開始
ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ケネット・ブライスティング)は、特定の血液がんに対する有効性、安全性が臨床試験で確認されているCAR T細胞療法について、地域格差を解消するための寄附プログラムを立ち上げました。
CAR T細胞療法は、患者さんご自身の白血球の中のT細胞を採取し、免疫機能を改変した上で患者さんの体内に戻すことにより、がん細胞を攻撃します。米国では2017年に、日本では2019年に初めて承認され、生涯で1度だけ受けられる治療法です。
日本での承認から5年以上経った現在、弊社が実施した調査※1によると、血液がん患者さんの約7割がCAR T細胞療法に関心があると回答しています。一方、2019年から2023年までに医療機関が登録したCAR T細胞療法を含む細胞療法を受けた患者数※2を見ると、全体の約55%が東京や関西圏に集中し、細胞療法が実施されていない県が多くあることが分かります。そのような状況から、CAR T細胞療法を必要とする患者さんにCAR T細胞療法を届けるためには、地域格差を解消することが必要と推測されます。
そこで本プログラムでは、CAR T細胞療法における地域格差解消につながる活動案を募集し、寄附を通じて支援をします。寄附の対象となる団体は、応募いただいた活動案の中から、審査基準に基づき、弊社の審査委員会による厳正なる審査を経て決定します。募集期間は2025年4月8日(火)から2025年7月7日(月)です。
本プログラムの実施を受け、代表取締役社長のケネット・ブライスティングは次のように述べています。「当社は、CAR T細胞療法を対象とする寄附プログラムを初めて実施いたします。私たちの目標は、治癒の可能性を持つCAR T細胞療法を必要とする血液がん患者さんが、日本のどの地域に住んでいても、等しく治療の機会を得ることができるよう、環境整備に貢献していくことです」
※1 CAR T細胞療法についての認知度調査(2024年10月~11月、インターネット調査)
15~69歳の男女(血液がん患者さん:100名、一般生活者:300名)
※2 一般社団法人日本造血細胞移植データセンター 2023年度全国調査報告書 IV. 細胞治療件数の集計
表2 2019年から2023年までに実施された細胞治療の疾患別/診療科別報告件数
【募集要項】
●応募団体の条件
・非営利団体であること(民間企業は対象外)
・定款、前年度の活動報告書、財務報告、役員名簿があること
●活動案の条件
・2026年8月末日までに一定の成果が見込める活動であること
・営利目的の活動ではないこと
・医療関係者に個人的利益をもたらす活動ではないこと
・採択された活動の期間中、ギリアド社のCAR T関連広報活動にご協力いただくこと
●応募から選定までの流れ
・応募期限 2025年7月7日
・選考 2025年7月下旬
・選出者決定 2025年8月上旬
●応募先
・寄附プログラムウェブページ
https://www.gilead.co.jp/our-purpose/giving/apply-for-a-grant
・必要な書類の準備、応募についてサポートが必要な場合は、下記事務局までお問い合わせください。
ギリアド寄附プログラム支援事務局(株式会社ココノッツ内)
E-mail: gilead_comms@cocoknots.co.jp TEL: 03-5213-4410(平日10:00-17:00)
ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズは、すべての人々にとって、より健康な世界の実現を目指し、35年以上にわたり医療の革新を追求し、飛躍的な進歩を遂げてきたバイオ医薬品企業です。当社はHIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がんなどの生命を脅かす疾患の予防と治療のため、革新的な医薬品の開発に取り組んでいます。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35カ国以上で事業を行っています。