<産学連携調査プロジェクト>大学や学校の生理用ナプキン無料提供の取り組みは学生・生徒に好印象 - Kyodo News PR Wire|RBB TODAY
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<産学連携調査プロジェクト>大学や学校の生理用ナプキン無料提供の取り組みは学生・生徒に好印象



京都ノートルダム女子大学とFemtech Japanの調査プロジェクトで判明

 日本らしいフェムテックの創出を目指して活動する「Femtech Japan」(株式会社G-Place、東京支社:東京都中央区、代表取締役社長:綾部 英寿)は、2023年4月から京都ノートルダム女子大学(学長:中村久美、所在地:京都府京都市左京区)と「誰もが快適な生理を」プロジェクトの産学連携事業を実施しています。2023年度と2024年度の調査で、学生・生徒に生理用ナプキンの無料提供を実施する大学や学校の取り組みに対して肯定的な印象を持ち、女子大学生においては試験実施を経て大学に対するイメージが向上するという結果が出ました。このデータは、様々な法人・団体にとって「誰もが快適な生理を」プロジェクト導入の検討材料の一つになると考えられます。Femtech Japanでは、今後も様々な教育機関のPBL(Project-Based Learning、課題解決型学習)の支援と、生理期間を快適に過ごす機会を一人でも多くの方に提供することを目指して参ります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503055190-O1-075797oD

本取り組み詳細 : 下記ページ内「産学連携研究」
https://femtech-japan.com/kaiteki/

■調査①(2023年度)の概要
実施期間:
 ① 事前調査 2023年6月8日~6月13日、② 生理用ナプキンの無料配布期間 6月14日~7月14日、③ 事後調査 7月13日~7月20日
参加者:
 ①事前調査 京都ノートルダム女子大学学生100名(女性97名、男性0名、無回答3名)、無回答3名)、②事後調査 京都ノートルダム女子大学学生67名(女性65名、男性0名、無回答2名)(事前・事後調査の両方に回答したのは50名)
調査内容:
 ① 事前調査 Googleフォームを用いたオンライン調査で、大学に対する印象(明るい、積極的な、など)を1(当てはまらない)から5(当てはまる)のリッカート尺度で回答するアンケートを実施、② 事後調査 ナプキンの無料配布期間後に事前調査と同じ質問項目のオンラインアンケート調査を実施、③ 事前調査と事後調査の数値の変化を分析

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503055190-O8-Lak1Xd5v

■調査②(2024年度)の概要
実施期間:
 2024年7月~9月(中学・高校生は7月16日から8月末、大学生は7月19日から9月末までアンケート調査実施)
参加者:
 ノートルダム女学院中学・高校生:133名(中学1年生4名、中学2年生20名、中学3年生28名、高校1年生41名、高校2年生18名、高校3年生22名)、京都ノートルダム女子大学:146名(大学1年生75名、大学2年生29名、大学3年生13名、大学4年生29名)
調査内容:
 Googleフォームを用いたオンライン調査で、中・高・大学生の生理に関する実態や悩みなどについて明らかにし、より快適な生理期間を過ごす為の施策に有用な情報を得ることを目的に実施。なお中高生の保護者には、本取り組みやノンポリマー生理用ナプキンについて、および昨年度の調査結果について、文書により事前に共有した。

■調査結果要点
 2023年度に行った調査において、大学に対する「明るい」という印象は事前調査の4.47ポイントから事後調査の4.67へ、「外向的な」という印象は事前調査の3.94ポイントから事後調査の4.22へ上昇しました。統計学的有意差はP<.10で、このふたつの印象については、事前調査に比べて事後調査時は高まる傾向が統計的に確認されました。
 大学に対する「感じの良い」という印象は4.67ポイントから4.82へ、「積極的な」という印象は3.76ポイントから3.90へ、「あたたかい」という印象は4.59ポイントから4.73へ、それぞれ事前調査に比べて事後調査のポイントが上昇しました。これらの印象は、統計的に有意な差はみられませんでしたが、平均値は事前調査より事後調査の方が高まっていました。
 女子学生が大学に対して持つ印象の変化において、生理用品の無料配布という取り組みが影響を及ぼしたことが分かりました。一方で、生理用ナプキンの無料配布期間は31日間と限定的だったため、今後はより長期的な配布を実施することでより多くの学生に利用してもらうことにより多くのデータの取得が可能になると考えられます。

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 2024年度に行った、トイレ内に設置されたナプキンの利用を想定したアンケートについては、中学生では全体の73.5%、高校生では79.7%、大学生では90.9%の回答者が使いたいと回答しました。中高生の「使いたい」という回答率が大学生より低い理由としては、自分で生理用品を購入しておらず経済的な要因が無い、または生理が始まっておらず生理用品が不要である、といった生徒が大学生よりも多いといったことが推測できます。
 今後は、中学校・高校でも試験導入を実施し、無料配布を行った後に改めて調査を実施することで、より精度の高いデータが獲得できると考えられます。

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 京都ノートルダム女子大学との産学連携事業を通じて、生理用ナプキンの提供を行う学校や大学が生徒や学生に好意的に受け入れられ、そうした取り組みを行う教育機関に対してイメージが向上することが示されました。Femtech Japanでは、この結果を活用し、「誰もが快適な生理を」プロジェクトがより多くの企業、学校法人、団体などに広まるように努めていきます。

■「誰もが快適な生理を」プロジェクトとノンポリマー生理用ナプキン
 「誰もが快適な生理を」プロジェクトは、学校、企業、団体等が生理用ナプキンをトイレに設置し利用者に提供する取り組みをサポートするため、1カ月のトライアル期間のナプキンを無償提供し、本運用の際には特別条件で購入できるというもので、Femtech Japanが2022年1月から行っています。現在までに全国で60以上の学校法人や企業への導入をサポートしているほか、2024年からは生徒・学生によるスピーチや掲示物のコンテスト、「『誰もが快適な生理を』サミット」を開催するなど、様々なアプローチで生理を取り巻く社会課題の解決と知識の共創に取り組んでいます。(2025年2月末日現在) 
 また本プロジェクトは、生理用品の入手が困難な状態を指す「生理の貧困」という社会課題解決の一助となる目的も有していますが、Femtech Japanでは「生理の貧困」を「生理期間を快適に過ごせていない方」に対象を広げて考えいます。そのため、吸収材にポリマー(高分子吸収剤)を使わず、肌に触れる面には化学繊維では無く天然コットンの不織布を使用した、生理用品の中でも特に使用感が良いという評価が高い「ノンポリマー生理用ナプキン」を提供しています。
▶「誰もが快適な生理を」プロジェクト: https://femtech-japan.com/kaiteki/

■Femtech Japanについて
 女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するという考え方が「フェムテック」(female + technology)です。Femtech Japanは、日本に日本らしいフェムテックを広めるため、株式会社G-Placeが2021年1月に立ち上げた取り組みです。現在はイベント・セミナー開催、マーケットリサーチ、フェムテック・フェムケア系ブランド・サービスの販促サポート、日本全国の学校や企業等のトイレへのノンポリマー生理用ナプキン設置サポート等の活動を行っています。
▶Femtech Japan ウェブサイト: https://femtech-japan.com
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■株式会社G-Placeについて
 1968年に「日本グリーンパックス」として事業をスタート。2019年5月、創業50周年を機に現社名に変更しました。「アイディアで未来をつくる、創造総合商社」を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量を支援する事業を柱にしており、現在では、高所安全対策製品や再生樹脂製品の販売、天然成分由来にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売、海外家電製品の輸入販売なども行っています。海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。
 2020年からは当社の株の100%を一般財団法人辻・山中財団が保有する体制に移行しており、当社の得た収益の一部は配当金として財団に支払われたのち、社会に対し意義のある事業に寄付される仕組みになっています。 ※辻は「一点しんにょう」が正式表記
株式会社G-Place 公式サイト https://g-place.co.jp
一般財団法人辻辻・山中財団 公式サイト https://www.tsuji-yamanaka-zaidan.jp/

【会社概要】
商号:株式会社G-Place (読み:ジープレイス)
所在地:〒617-0835
京都府長岡京市城の里10-9
創業/設立:1968年5月7日/1969年5月16日
代表取締役社長:綾部英寿
公式HP:https://g-place.co.jp

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