『レーザー』機の特徴
プリンター・複合機における「レーザー」機とは、感光体(ドラム)という筒状の上にトナー(色を付ける粉)を噴きつけ、感光体に付いたトナーをプリンター用紙に押し付け印刷するプリンターです。(※下載画像参照)
トナー1つあたりの印刷可能枚数がインクジェットに比べ、25倍ほど多く印刷することができます。加えて文字印刷のスピードも速いので、大量の資料を印刷する方に向いている機器です。
トナー例
レーザー機のメリットは?
インクジェットに比べ印刷コストが割安
コスト面のメリットは、大量印刷をする場合はインクジェットプリンターに比べて印刷コストが割安になることです。(家庭用のインクジェットプリンターイメージしていただくとわかりやすいですが、すぐにインクが無くなる上に、純正のインクを買い換えようとすると結構なコストがかかります。)
特にビジネスシーンで多く利用されるモノクロ印刷の場合は、レーザープリントのコスト感を実感できることでしょう。
印刷速度の速さ & にじみ・かすれの少ない印刷
性能面の大きな特長は、印刷速度が速く、色が滲まないのでカラー印刷でも普通用紙を使えることではないでしょうか。
レーザープリンターは色が滲まないだけでなく、噴きだしたインクよりも転写したトナーの方がその定着性が高いと言われており、印刷の耐久性が良いことも大きなメリットと言えます。
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レーザー機のデメリットは?
・カートリッジといった交換部品も高額。その為メンテナンス時のコストが高くなる
これらが主なデメリットとしてあげられます。また本体が大きい物が多いので、設置場所をとることもデメリットの1つかもしれません。
レーザーを導入するにあたって、「購入」か「リース」か、という2択が一般的です。今回は、この2つの方法で導入する際のデメリットを合わせてあげてみます。
導入のハードルが少し高め(購入&リース)
先程も上げましたが、レーザータイプの複合機は高額ですので、購入するとなると機種代金だけで大きなコストとなります。企業などで一般的に使用されているレーザー複合機ですと、100万円〜という価格が通常です。中には100万円を切るメーカーもありますが、それでも50万円以上もの値がつけられています。これでは、気軽に手が出せません。
またリース契約を結び導入する為には、リース会社の審査に通過しなければなりません。条件によっては、審査に通過できないケースも・・・。これらがレーザー複合機導入に敷居の高さを感じる一因です。
ネットで購入可能な安価なレーザープリンター例
使用しなくても費用が発生する(リース)
リース契約の場合、毎月の「リース料金」というものが掛かります。このリース料金は、1枚も印刷しない月であっても毎月掛かる印刷コストです。そのため、月によって印刷枚数にばらつきがある場合には、無駄なコストを支払っている状況になります。
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【レーザー】どういうシーンにおすすめ?
社外・社内の重要書類
レーザー機は印刷速度が早く大量印刷にが可能なので、印刷頻度が多い会社の書類作成に向いていると言えます。
特に白黒で細かな文字を印刷するのに適しているので、モノクロ印刷が多く、印刷した書類を長期間保存するケースが多い企業にはレーザー機を是非おすすめします。
しかし、リース契約の場合は少し勝手が違ってきます。リース契約は先ほど挙げた「リース料金」以外に印刷枚数に応じて料金を課金する方法「カウンター料金」も掛かります。カラー・モノクロそれぞれに1枚あたりの単価が設定されているため、毎月の印刷枚数に応じて印刷コストが変動し、印刷コストがかなり高額になってしまうことも・・・。
印刷品質が重要なデザイン系企業の外部向け資料など
レーザー機のカラー印刷は普通用紙に印刷しても滲まない事から、デザイン系企業など「品質重視の外部向け資料」の印刷機会が多い会社に向いています。
ただし写真など、「色再現率」を求める場合は、インクジェットの方が再現度合が高いので、そういったケースにいたってはインクジェットを検討してみるのも良いかと思います。レーザー機にこだわるのであれば、印刷品質に定評のあるゼロックスなどのメーカーは再現率がおすすめです!
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まとめ
今回は、プリンター・複合機における「レーザー」タイプについてお伝えしました。
レーザー機は文書印刷に強く印刷スピードが速い機器です。高速プリントにより普通紙印刷にかかる待ち時間を短縮し、より効率的に業務を進めることが可能となります。
ただし、あくまでも使用条件や使用機種によって異なります。まずメインとなる印刷の目的は何かしっかり見定め、状況に合わせて複合機・プリンターを選ぶと失敗は少なくなることでしょう。
リース契約なら「一括見積り」、レンタルなら「定額プリンター」という選択肢がありますので、いずれかで最適な機種・プランを見つけてみてくださいね。