副業や趣味の一環でネットショップを開業し、自作品や自分で仕入れた商品を売る人は多いです。
しかしネットショップを開業する手順を間違うと、売り上げにつながらないことも。
この記事では、ネットショップ開業の手順を紹介します。
初心者や規模が小さいショップを開業するなら、ASP型ネットショップを利用しましょう。ネットショップの運営に必要な機能が備わっており、簡単に開業できます。
※2025年4月時点の情報
ネットショップ開業前の基礎知識!実店舗との違い
ネットショップは実店舗と比較して開業から運営まで大きく異なります。
「思っていたのと違った」とならないように違いを明確にしておきましょう。
ネットショップと実店舗なら、ネットショップの方が気楽に始められます。
商品を販売するために必要な機能が最初から揃っているので、専門知識なしでも開業可能。
ただし、実際の商品を見たりお店雰囲気を味わえるのは実店舗だけです。
開業の難易度は高いものの、リアルでコミニュケーションをとれるやりがいがあります。
ネットショップと実店舗の違いを比較
ネットショップと実店舗は運営する場所が大きく異なります。
ネットショップはインターネット上、実店舗は現実世界の物件やショッピングモールに出店します。
店舗の種類 | ネットショップ | 実店舗 |
---|---|---|
運営場所 | インターネット | 物件、ショッピングモールなど |
開業に必要な資金 | 0〜50万円 | 1,000万円〜 |
集客・接客 | 検索エンジンからの流入 InstagramやLINE公式アカウントで商品をPR SNSやメール・ネットショップ内でお客様と連絡 | 折込チラシや広告 マップ検索 対面での提案やPR |
商品の確認 | テキストや画像、音声で確認 | 実物を手にとって確認 |
商品の購入 | インターネット上のカートで精算 | レジで精算 |
ネットショップは基本的にインターネット上で販売から商品の購入までが完結。
実店舗のようにお店へ足を運んで商品を手に取り購入するという手間はかかりません。
ネットショップを開業し商品を購入してもらうまでの流れは以下のようになります。
- ネットショップのサービスを利用あるいは独自で構築
- デザイン・レイアウトを整える
- 商品を登録
- SNSやネット広告で商品を宣伝
- お客様が商品を購入
- 決済処理
- 商品の発送
実店舗の場合は、物件を借りて内装を施し商品を陳列する流れですが、全てアナログの作業で膨大なコストがかかるため全てを一人で行うのはかなり大変です。
ネットショップは、商品の仕入れや発送を除く手続きがインターネット上で済むため手軽に始められます。
総務省の調査では、二人以上の世帯で半数がネットショップを利用していると報告されています。今後ますますネットショップの利用者は増えていくでしょう。
ネットショップで開業するメリットとデメリット
ネットショップで開業するメリットは以下のとおりです。
- 開業資金が実店舗より少なくて済む
- 運営時間は24時間365日
- 専用サービスを使えば初心者でも簡単
- レジでの会計処理が不要
- 清掃が不要
多くのネットショップは既存のECサービスを利用して開業します。
例えば、カラーミーショップやmakeshopなどです。
ECサービスを使えば、月額10,000円以下で誰でもネットショップを運営できます。
ECサービスにネットショップを運営するための機能が付いているので、知識や経験は最小限でOK。
カスタマーサポートが付いていれば困った時でも安心です。
実店舗のように実際の物件がないので清掃や陳列の手間も不要です。
支払いはシステムが行うためレジ打ちのストレスもなく、正確に会計処理を行えます。
一方で、ネットショップを開業するのは以下のデメリットもあります。
- ある程度のPCスキルが必要
- Webマーケティングの知識が必要
- 梱包・発送処理に時間がかかる
- 個人情報漏洩のリスクがある
- 返品が発生しやすい
ネットショップは主にPCで在庫管理や会計処理を行うため、運営にはある程度のPCスキルが必要です。
普段仕事でPCを触っていれば問題ありません。経理の知識があればなおよしです。
Webマーケティングは、インターネット上で顧客のニーズを押さえ成果を出す手法です。
ネットショップ成功のために必須なので、運営しながら知識を身につけていきます。
インターネット上で運営するネットショップは、実店舗より運営が楽と思われがちです。しかし、必ず梱包・発送処理が発生し意外に手間がかかります。さらに、個人情報のセキュリティ対策も必須です。
実店舗で開業するメリットとデメリット
実店舗で開業するメリットは以下のとおりです。
- 商品の質感を伝えられる
- お店の雰囲気をアピールできる
- お客様と長敵的な関係を築きやすい
- 適切な価格で販売できる
- 興味の薄い人にもアピールできる
実店舗では商品を店頭に並べるため、お客様が商品を手に取って確かめられます。
しっかりと吟味して購入するため満足度も高く、返品対応が起きづらいです。
ネットショップと大きく異なるのは、リアルの店舗で販売できること。
内装やBGMにこだわり独自の雰囲気を創りあげれば、他の実店舗と差別化が可能です。
実店舗はお店に興味がない人も取り込めるというメリットがあります。
店舗を構えるだけでPRになるので、ネットショップよりも集客しやすいと言えるでしょう。
一方で、実店舗で開業するのは以下のデメリットがあります。
- 膨大な開業資金がかかる
- 営業時間の縛りがある
- 店舗の維持・管理が大変
- 大きな人件費がかかる
- 商品を陳列する手間がかかる
一方で、実店舗で開業するには膨大な開業資金が必要です。
土地や物件、内装や外装、設備など開業するだけでも多くの費用が発生し、だいたい1,000万円以上はかかると言われています。
運営においては、10:00〜18:00など営業時間の縛りがある中で売上を出さなければなりません。
ネットショップのようにユーザー主体ではなくお客様へ積極的に提案する必要もあります。
店舗自体を維持・管理したり商品を並び替えたりする手間もかかります。実店舗の従業員として経験を積んだ後で開業するのが望ましいでしょう。
ネットショップを開業する手順
ネットショップを開業する手順は以下のとおりです。
- ネットショップで販売する商品を決める
- ネットショップのコンセプトを設計する
- 商品を販売するネットショップサービスを決める
- 必要な届出の提出もしくは許可を申請する
- ネットショップを開業する
- 決済手段を決める
- 配送方法を決める
- 商品を登録する
- 集客する
①ネットショップで販売する商品を決める
まず、ネットショップで何を販売するかを決めましょう。
販売する商品が決まらないとコンセプトやECサイトのデザインも決まりません。
シンプルですが最も重要なプロセスです。
- オリジナル商品もしくは商品を仕入れて販売
- オリジナル商品を販売するならOEMを検討する
- 商品を仕入れるならインターネット経由がおすすめ
洋服や化粧品など様々なジャンルから1つに絞ります。
興味のあるものや詳しいものから選べば大丈夫です。
商品は「オリジナル商品」を作るか「商品を仕入れる」どちらかで揃えます。
オリジナル商品もしくは商品を仕入れて販売
オリジナル商品の場合は、以下の作業を自分で行います。
- 商品の市場調査
- アイデア出し
- デザイン考案
- 発注
制作工程以外は基本的に自分で行うため独自性は出しやすいものの、豊富な経験と知識が必要です。
商品を仕入れる場合は、実店舗やネットショップで既製品を購入し商品として販売します。
商品を作らなくてよいため、オリジナル商品に比べて販売までが簡単で初心者におすすめです。
オリジナル商品を販売するならOEMを検討する
自社ブランドのオリジナル商品を売りたい人、OEMがおすすめです。
OEMとは、工場や製造技術を持った会社に商品をつくってもらうことあるいは仕組みです。
OEMを利用すれば、製造会社に発注し納品された制作物を自社ブランド品として販売できます。
OEM会社が企画から製造まで行うこともあるため、知識やスキルがなくても高品質なオリジナル商品をつくれます。オリジナル商品にこだわる人はまずOEMを検討しましょう。
商品を仕入れるならインターネット経由がおすすめ
商品を仕入れて販売したいならインターネット経由がおすすめです。
以下のようなネット上の仕入れ専門サービスを使えば簡単に商品を仕入れられます。
- orosy
- NETSEA
- SUPER DELIVERY
インターネット経由なら多くの仕入れ先を確保できるため、仕入れに困ることはありません。
仕入れの最低点数を定めている業者もありますが、上記のサービスなら1点のみの購入もできます。
仕入れサービスは多くの利用者がいるため、どうしても商品が被ったり似てしまうデメリットも。
独自性の高い商品を探したいなら、複数のサービスに登録する必要があるでしょう。
②ネットショップのコンセプトを設計する
次はネットショップのコンセプトを設計します。
- ターゲットや提供する価値を考える
- ショップ名を考える
コンセプトは「だいたいこんな感じかな」と適当に決めてしまうかもしれません。
しかし、ネットショップを長期的に運営していくためにはしっかりと細部まで固めておく必要があります。
コンセプトがしっかりしていれば、自信を持って様々な決断を下しやすくなります。
逆にコンセプトが曖昧だと運営方針がブレていき継続が難しくなるでしょう。
ターゲットや提供する価値を考える
コンセプトの設計では、ターゲットや提供する価値を明確にしましょう。
ターゲットは、ネットショップを訪れ商品を購入するお客様のことです。
販売する商品はすでに決めているので、どのような人に何を提供するかが大事です。
例えば、PCやモニターなどの精密機械を商品として販売する場合を考えます。
PCは多くの人が所持しておりターゲット層は広いですが、仕事や趣味で専門的な機械を必要とする人がいます。
専門家にファミリー層や子供向けの機械を販売しても需要は少ないでしょう。
高機能でハイスペックだったり高負荷に耐えられたりする機械を求めているはずです。
上の例では、ターゲットと価値が次のように決められます。
ターゲット | 専門的に機械を扱う人 |
---|---|
価値 | ハイスペックマシンで作業を効率化する |
ターゲットと価値を決めれば、仕入れの際も効率よく商品を探せます。
コンセプトとして最も大事なので時間をかけて決めましょう。
ショップ名を考える
ショップ名はネットショップの看板となる大事な要素です。
適当につけるのではなく以下のルールに従って考えると売上アップにつながります。
- 読みやすさ
- 覚えやすさ
- 検索上位に表示できるか
- SNSや口コミでの伝えやすさ
- 商品のイメージしやすさ
初めて自分のネットショップを訪れたユーザーが、次回以降も継続的に購入してもらえるかを基準に考えましょう。
ショップ名が読みやすければ人の記憶に残りやすくなります。
オリジナリティに溢れるショップ名であるほど、特徴的なネットショップとして印象付けられます。
ネットショップはインターネット上のWebサイトであるため、SEOの観点も必要です。SEOとは、GoogleやYahoo!の検索で上から1番目や2番目など上位に表示させるための施策です。
例えば、「PC商店」というショップ名だったとします。
PC商店を気に入ったユーザーが再びサイトを訪れるときに「PC商店」で検索すると上から1番目に表示されます。
もし「PC商店」と似た名前で実績のあるサイトが存在していれば、1番目に表示されないかもしれません。
上位表示されず他のサイトに埋もれてしまうと、せっかくの購入機会を失うことになります。
ショップ名を決める際は、競合となるショップ名がないか事前に調査しておきましょう。
SEOは継続的なサイト運営により対策していくものなので、すぐに上位表示するのは難しいです。
③商品を販売するネットショップサービスを決める
商品の販売は既存のネットショップサービスを使うのがおすすめです。
サービス選定のポイントを以下3つの順番で解説します。
- ECモールとASP型ネットショップから選ぶ
- ECモールは多くの人の目に触れたい人向け
- ASP型ネットショップはブランディングしたい人におすすめ
ネットショップサービスを使うと、商品の登録・販売からサイトのデザインや決済機能までを簡単に設定できます。
自分で構築する方法もありますが、初心者は既存のサービスを利用しましょう。
ECモールとASP型ネットショップから選ぶ
ネットショップサービスは以下のような「ECモール」と「ASP型ネットショップ」の2つに分類されます。
比較項目 | ECモール | ASP型ネットショップ |
---|---|---|
出店場所 | 各ECモールサービス内 | 一般的なWebサイトとして公開 |
初期費用 | 0〜6万円 | 0〜20万円 |
月額費用 | 0〜5万円 | 0〜10万円 |
カスタマイズ性 | 低い | 高い |
集客のしやすさ | ECモールのブランド力があるため集客しやすい | SEO、Webマーケティングを駆使する努力が必要 |
ECモールは、インターネット上のショッピングモールサービスです。
自分のネットショップを、以下のような多くの事業者と同じ場所に出店できます。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
一方でASP型ネットショップとは、インターネット上のネットショップサービスを指します。
ECモールのようにショッピングモールに出店せず、インターネット上のWebサイトとして構築できるのが特徴です。
主なサービスは以下のとおり。
- カラーミーショップ
- makeshop
- BASE
ECモールは多くの人の目に触れたい人向け
Amazonや楽天市場に代表されるECモールは、モール自体の知名度が高いため集客しやすいです。
例えば、楽天市場の会員数は1億を超えており多くのユーザーの目に触れることができます。
初期費用、月額費用も安いので初心者におすすめ。
一方で、販売方法が制限されたりデザインのカスタマイズ性が低いなどECモール内のルールに従いながらの販売となります。
初心者は1億3千万を超える会員数の楽天市場がおすすめです。
流通金額5兆円以上の日本を代表する巨大な市場なので、多くの商品を購入してもらうチャンスがあります。
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ASP型ネットショップはブランディングしたい人におすすめ

ASP型ネットショップは、ブランディングしたい人におすすめです。
ASP型ネットショップは、カラーミーショップやmakeshopなどの独自サービスを使って自分だけのネットショップを作るサービスです。
ECモールのように大きなブランド力はありませんが、構築の自由度は非常に高いです。
一からネットショップを作ることができ、ECモールのような厳しい制限はありません。
ネットショップ初心者は、利用者満足度が高いカラーミーショップがおすすめ。
80種類以上のテンプレートが用意されており、あなたのサービスブランドに合ったECサイトを構築できます。
HTML・CSSを編集できるため、デザインの細部までこだわりを出せるのが魅力です。
一般的なネットショップは販売手数料がかかるものの、カラーミーショップは無料で利用できるのも嬉しいポイント。
コストを抑えてネットショップを運営したい人にもおすすめできます。
カラーミーショップは、無料と有料プランの両方を提供しています。無料で使えるフリープランなら、初期費用や月額料金が無料。月商が増えたら有料プランへアップグレードが可能で、柔軟性の高いネットショップです。
まずはフリープランを活用し、無料でネットショップを開業しましょう。
\ネットショップ作成サービス利用者満足度No.1※/
※調査概要:インターネットアンケートによりGoogle検索で検索上位に表示されるネットショップ作成サービス9社の利用者満足度ついて比較。日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査月:2022年1月
関連記事:カラーミーショップの評判
④必要な届出の提出もしくは許可を申請する
取り扱う商品によって、事前に届出の提出もしくは許可を申請する必要があります。
ジャンルによっては資格も必要になるので早めに準備しておきましょう。
取り扱う商品 | 必要な資格 | 必要な許可 |
---|---|---|
化粧品 | – | 化粧品製造販売業許可 化粧品製造業許可(いずれも製造する場合) |
酒類 | 一般酒類小売業免許 通信販売酒類小売業免許 酒類製造免許(製造する場合) | – |
食品 | 食品衛生責任者 | 食品衛生法に基づく営業許可証 |
中古品 | – | 古物商許可証 |
医薬品 | 薬剤師 登録販売者 | 医薬品販売許可 特定販売許可届出 薬局開設許可 |
例えば食品を販売する場合、食品衛生法に基づく営業許可が必要です。
食品に関する事業を行う際は必須となる許可で、取得するためには食品衛生責任者にならなければなりません。
食品衛生責任者は、各自治体が開催する講習会をすべて受講すると取得できます。
基本的には誰でも取得できるので難しくはありません。6時間ほどの講習で1万円程度かかります。
ネットショップを始める際は「開業届」(個人事業の開業・廃業等届出書)を最寄りの税務署に提出しましょう。
事業を始める際に提出が求められている書類です。
「所得税の青色申告承認申請書」も一緒に提出しておくと確定申告で最大65万円の控除が受けられます。
⑤ネットショップを開業する
準備ができたらネットショップを開業しましょう。
ネットショップの開業は以下のようなECサイト・モールの利用がおすすめです。
- カラーミーショップ
- makeshop
- BASE
- Yahoo!ショッピング
- 楽天市場
ネットショップ運営に必要な機能が揃っており操作も簡単。
サポートが充実しているため困ったときでも落ち着いて対応できます。
ECサイトとして公開する前にデザインを決めましょう。
デザインはネットショップの雰囲気を表現できる大事な要素です。
ECサイトのデザインを決める
ECサイトのデザインは単純に見た目だけ整えればいいというものではありません。
売上を出すためには以下のポイントを押さえることも必要です。
- スマホ・タブレット対応
- 商品を見つけやすいか
- 購入意欲を上げられるか
- 文字の大きさは適切か
- 操作しやすいか
全て重要ですが、特にスマホ・タブレット対応を意識しましょう。
現在のWebサイトはPCだけでなくスマホ・タブレット対応している場合がほとんどです。
総務省の調査では、2020年における個人がスマホを所有している割合は69.3%と公表しています。
PCと同じくらいスマホでWebサイトが見られています。
カラーミーショップやmakeshopには最初からスマホ・タブレット対応機能が付いているので問題ありません。
スマホ・タブレットでも見やすいデザインを意識して作成しましょう。
デザインは一度完成したら終わりではなく、ユーザーの利用動向を分析しながら変更を加えていくものです。最初はある程度ざっくりデザインし徐々に修正していきましょう。
⑥決済手段を決める
購入者がどのような決済手段で支払うかを決めます。
ネットショップの決済手段は、大きく分けて5つです。
- クレジットカード
- キャッシュレス決済
- 銀行振込
- 商品代引き
- 後払い決済
ネットショップによっては、利用できない決済手段があります。
ECサイトによっては細かく手数料が設定されているので、適切な決済手段を選ぶことが大事です。
クレジットカードのメリット・デメリット
クレジットカードは日常のあらゆる場面で利用される決済手段で、ネットショップでも頻繁に利用されています。
カード番号や個人情報を入力するだけなのでとても簡単で、必ず導入すべき決済手段です。
メリット | 利用者が最も多い 入金確認が不要 機会損失を防げる |
---|---|
デメリット | ECサイトによっては導入に時間がかかる 不正利用される可能性がある |
ECサイトによってはクレジットカード決済の導入に審査を必要とする場合があります。
また、第三者がカード番号を取得して不正利用されるリスクもあります。
キャッシュレス決済のメリット・デメリット
キャッシュレス決済は、主にスマホで決済できる決済手段です。
Amazon PayやPayPayなど多くの決済サービスが普及しており、今後主要な決済手段に変わると予想されています。
メリット | 情報を入力せずに支払いできる 若年層の機会損失を防げる 提携サービスを使うと支払いがスムーズ |
---|---|
デメリット | 高齢層をターゲットにしづらい 導入できないサービスがある |
キャッシュレス決済は面倒な個人情報を入力する必要がないので、クレジットカードよりもさらに簡単です。
特に若年層をターゲットにするなら、導入しておきたい決済手段です。
逆に高齢層は慣れていない人が多いため、クレジットカードや銀行振込も一緒に導入する必要があります。
銀行振込のメリット・デメリット
銀行振込はクレジットカードと並ぶ代表的な決済手段です。
現在まで多くの人に利用されているため、ネットショップでも銀行振込を選択する人は多いです。
メリット | 利用者数が多い 代金の未払いを防げる |
---|---|
デメリット | 購入者に振込手数料の負担がかかる 営業時間内に手続きをしなければならない |
ユーザーが銀行振込を選択した場合、振込が確認できてから商品の発送となります。
つまり、代金の未払いが発生することなく確実に商品を届けることができます。
購入者には振込手数料や振込時間が限定されるなど、少し負担をかけてしまうことがデメリットです。
商品代引きのメリット・デメリット
商品代引きは商品の配送と同時に代金を支払ってもらう決済手段です。
宅配業者に商品の配送と代金の受け取りをお願いし、受け取った代金はネットショップに送金してもらえます。
メリット | 販売者側の送料をカットできる 支払い後に商品が届かないトラブルを回避できる 支払いと受け渡しが同時に行える |
---|---|
デメリット | 商品到着時に支払う手間がかかる 返送された場合の送料を負担しなければならない |
商品の配送と代金の支払いを任せてもらえる一方で、返送された場合の送料はネットショップが負担します。
後払い決済のメリット・デメリット
後払い決済は、ユーザーが商品を受け取った後に代金を支払う決済手段です。
ネットショップで後払い決済をする場合はPaidyやNP後払いなどの代行サービスを利用することになるでしょう。
メリット | 手元にお金がなくても購入してもらえる 商品に満足して支払ってもらえる |
---|---|
デメリット | 分割払いできない場合がある 代金を回収できない可能性がある |
ユーザーは支払いを後回しにできるので、その場で支払いできなくても購入してもらいやすくなります。
しかし、代金の未払い問題が起きやすくなるので、何かしらの対策を考えておかなければなりません。
⑦配送方法を決める
商品の配送は以下のポイントを押さえましょう。
- 運送会社別の配送料金
- 送料の有無を決める
- 梱包は丁寧に行う
- 在庫の抱えすぎに注意
基本的に配送は運送会社に行ってもらいます。それぞれ配送料金が異なるので適切な運送会社を選びましょう。
商品は自分が管理するため、梱包の方法や在庫管理も大事なポイントです。商品を大切に保管したり配送するために正しい方法・考え方を身につけてください。
運送会社別の配送料金
主要な運送会社の配送料金は以下のとおりです。
運送会社 | 料金 |
---|---|
ヤマト運輸 | 2kg(60サイズ):930円 5kg(80サイズ):1,150円 10kg(100サイズ):1,390円 |
佐川急便 | 2kg(60サイズ):770円 5kg(80サイズ):1,045円 10kg(100サイズ):1,386円 |
日本郵政 (25kg以内の場合) | 60サイズ:810円 80サイズ:1,030円 100サイズ:1,280円 |
上表は東京都内での配送を想定しており、配送距離が遠くなるにつれて料金は上がります。
だいたい700〜1,500円の配送料金がかかると思いましょう。
料金はサイズで決められることが多く、サイズは梱包する箱の縦・横・高さの合計(cm)となります。
送料の有無を決める
ユーザーが負担する送料は、商品購入を確定する段階で重要です。
「良い商品を見つけていざ購入」という場面で送料が表示されるので、慎重に決めなければ機会損失につながるケースも。
送料の決め方は大きく分けて以下5つです。
- 全国一律の料金にする
- エリア別に細かく設定する
- 条件付きで無料とする
- 全て無料とする
- 発送手段別に設定する
送料の設定は難しいため、ユーザーの利用動向を分析しながら徐々に変えていきましょう。
ユーザーが負担に感じない程度の送料をうまく設定する必要があります。
梱包は丁寧に行う
注文が入ったら商品の梱包を丁寧に行います。
梱包の丁寧さは、ユーザーが商品を受け取った際の満足度に直結します。
梱包はもちろん、使用する箱や段ボールも綺麗に使いましょう。
梱包では、以下のグッズが役に立ちます。
- ダンボール
- 封筒
- 緩衝材
- テープ
- メモ用紙
- ビニールの袋
特に、商品と一緒に書類を添付する際はビニールの袋やメモ封筒があると便利です。
綺麗な状態で配送できるので、受け取ったユーザーにも丁寧さが伝わります。
メモ用紙にメッセージを書いて感謝を伝えるのもありです。余裕があれば試してみてください。
在庫の抱えすぎに注意
商品をたくさん売るために在庫を抱えすぎるのはよくありません。
人気商品であれば問題ありませんが、通常の商品だと在庫を消費できずに、管理コストが発生してしまいます。
在庫がなくなったら、あえて追加の仕入れをしないのもありです。
現実的に全ての在庫を捌ききることは難しいので、値下げセールや福袋などの対策を準備しておきましょう。
⑧商品を登録する
①〜⑦の準備が整ったら、ネットショップに商品を登録していきましょう。
商品登録メニューで以下の情報を入力・設定します。
- 商品名
- 商品画像
- 商品の説明文
- 価格
- 在庫数
商品画像は、綺麗で見やすい写真を複数枚載せるのが一般的です。
専用の機材を持っていなければスマホでもOKです。
サービスによっては、ガイドラインを設けているので注意してください。
価格は商品を仕入れたときの価格(原価)と利益から最適な値を設定します。一度設定して終わりではなく、同商品の需要やショップ内での価格推移に合わせて修正を行います。
⑨集客する
商品登録が済んだら、商品を購入してもらうために集客を行います。
- おもな集客方法は3つ
- ネットショップ初心者はSNS集客がおすすめ
うまく集客するにはユーザーの購入傾向や販売する商品、流行など様々な要因を分析する必要があります。
最初のうちは経験が浅いので、運営しながら知識やスキルを身につけていきましょう。
おもな集客方法は3つ
集客は以下3つのいずれかあるいはそれぞれを組みあわせて行います。
- SNS
- SEO
- 広告
SNSは、TwitterやInstagramなどに代表されるサービスを使って集客する方法です。
今やSNSはGoogle検索に匹敵する情報拡散力をもち、多くの顧客を集客するのにおすすめな方法です。
SEOは、おもにGoole検索で上位表示させるための施策を指します。
狙ったキーワードでネットショップを上位表示できれば、一気に多くの顧客を獲得できます。
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のこと。Googleの検索結果で上位表示させるため、Webサイトを改善する必要があります。
広告は、お金を払ってGoogleの検索結果画面やSNS上に自分のネットショップを表示させる方法です。
ターゲットを絞って表示できるため、購入意欲が高いユーザーを集客できます。
ネットショップ初心者はSNS集客がおすすめ
これから長期的にネットショプを運営したいなら、SNS集客がおすすめです。
SNSは、巨大なビジネス市場として利用されています。
SNS集客がおすすめな理由は、情報拡散性が高く多くの人に商品を知ってもらえるからです。
例えばInstagramで公式アカウントを作成し、商品画像を定期的にアップするだけで宣伝になります。
ユーザーがフォローしてくれれば、そのユーザーに関連する新たな顧客の獲得も期待できます。無料で簡単に宣伝できるため、公式アカウントを一つ持っておくとよいでしょう。
ネットショップ開業におすすめのECサイト
ネットショップ開業におすすめのECサイトは、以下の4つです。
ネットショップ名 | 月額料金 | 手数料 |
---|---|---|
カラーミーショップ![]() | 4,950円〜 | クレジットカード決済手数料6.6%+30円※ |
ショップサーブ![]() | 25,000円〜(税抜) | 個別問い合わせ |
BASE![]() | 無料(スタンダードプランの場合) | サービス利用料3%、決済手数料3.6%〜+40 円 |
STORES![]() | 無料 | 決済手数料5.5% |
カラーミーショップ

ネットショップ名 | カラーミーショップ |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 無料 |
手数料 | クレジットカード決済手数料6.6%+30円 |
有料プランへの移行 | あり |
決済方法 | 商品代引き、銀行振込、ゆうちょ振替、GMOイプシロン(カラーミーペイメント:クレジットカード決済、Amazon Pay、楽天ペイ、LINE Pay、PayPay、コンビニ支払い、ネット銀行、PayPal、Yahoo!ウォレット、キャリア決済、GMO後払い、銀行振込(バーチャル口座) |
独自ドメイン | あり |
サポート | メール、電話、画面共有、開店サポート |
カラーミーショップは、利用者満足度No.1※のネットショップです。
IT・WEB関連サービス大手のGMOが提供しています。
ユーザーが途中で離脱しないよう、以下の機能を搭載して使いやすいショッピングカートを実装しています。
- 最小限のページ遷移数
- 自動で住所の入力
- メールアドレスの入力エラーチェック
レコメンドやクーポンなどの機能を使って客単価アップを狙えるのもメリットです。
カラーミーショップでネットショップを開業すれば、売上向上が期待できます。
カラーミーショップはサポートが充実しています。メールや電話サポートに加え、人気ショップ店長による運営ノウハウや売上向上のヒントを公式Webメディアで配信。公式YouTubeチャンネルでは、SEO対策や広告運用など集客ノウハウを学べます。
プレミアムプランなら、専任のECアドバイザーによるネットショップ運営サポート付きです。
専門的なアドバイスを受ければ、認知度や売上向上につながります。
80種類以上の基本テンプレートから、あなたのブランドにマッチしたデザインを選択可能。
30日間無料トライアルを活用し、ブランドイメージに合ったネットショップを構築できるかチェックしてみてください。
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関連記事:カラーミーショップの評判は?デメリットから導入手順まで徹底解説
ショップサーブ

ネットショップ名 | ショップサーブ |
---|---|
初期費用 | 33,000円 |
月額料金 | 25,300円〜 |
手数料 | 個別問い合わせ |
決済方法 | クレジットカード決済、Amazon Pay、楽天ペイ、PayPay、楽天銀行決済、コンビニ支払い、d払い、au Pay、BNBL NP後払い、BNBL キャッチボール後払い |
独自ドメイン | あり |
サポート | マニュアル、電話、メールなど |
ショップサーブは、法人におすすめのネットショップです。
以下の観点から、ユーザーのリピート強化と人手不足を解消します。
- プレミアムインターネット回線
-
ECサイト専用構築に匹敵するレベルの回線を使用し、高速かつ安定なサーバーを提供しています。
- CDNに標準対応
-
画像専用かつキャッシングで即時表示を実現し、ユーザーにストレスを与えません。
- 24時間有人監視
-
AIによるECシステム全域への監視に加え、24時間の有人監視で突然のスパイクにも対応します。
- CRMを提供
-
LTVを最大化するためのCRMがオプション提供されています。
HTML/CSS、JavaScriptを編集し、魅力的なデザインを仕上げられるのもメリットです。
コーダー不要で、Web初心者でもユーザーファーストのデザインを実現できます。
ショップサーブは、専任の営業が徹底的にサポートしてくれます。電話やメールサポート付きで、気軽に相談可能です。
まずはチャットで無料相談してみましょう。
ECサイトの売上を増やし利益を最大化したいなら、ショップサーブがおすすめです。
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BASE

ネットショップ名 | BASE |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 無料(スタンダードプランの場合) |
手数料 | サービス利用料3% 決済手数料3.6%〜+40(スタンダードプランの場合) |
有料プランへの移行 | あり |
決済方法 | クレジットカード決済、キャリア決済、銀行振込、コンビニ支払い・Pay-easy、後払い、PayPal決済、Amazon Pay |
独自ドメイン | あり(無料) |
サポート | お問い合わせフォーム |
BASEは、ネットショップ開設実績6年連続No.1※のネットショップです。
受注管理や購入後のフォローメールなど、ネットショップに必要な機能が揃っています。
サイトへ集客するため、以下の機能を無料で利用可能。
さまざまなプラットフォームを活用し、売れるネットショップを作り上げましょう。
- SEO設定
- Instagram販売・広告
- Google商品連携・広告
- TikTok商品連携・広告
- note商品連携
配送日の指定や商品検索など、ユーザーの利便性を高める機能も使えます。
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関連記事:BASEの評判は悪い?良い口コミと悪い口コミからおすすめな人の特徴を紹介
STORES

ネットショップ名 | STORES |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 無料 |
手数料 | 決済手数料5% |
有料プランへの移行 | あり |
決済方法 | クレジットカード決済、キャリア決済、銀行振込、コンビニ決済、後払い、PayPal決済、PayPay残高、楽天ペイ |
独自ドメイン | なし |
サポート | お問い合わせフォーム、電話 |
STORESは、デザイン性の高いECサイトを構築できるネットショップです。
48種類の基本テンプレートをカスタマイズすれば、ブランドイメージにマッチしたネットショップを構築できます。
無料で使えるデザインの拡張機能には、以下のようなものがあります。
カスタマイズはパーツを組み合わせるだけなので、専門知識は必要ありません。
拡張機能 | 概要 |
---|---|
シール | セールや新着のマークを商品画像に添付 |
告知ボード | 新着情報や重要な情報をお知らせ |
ランキング | 売れ筋商品をランキング形式で紹介 |
綺麗なデザインのネットショップを作りたい人はSTORESがぴったりです。
まずは無料でアカウント登録しましょう。
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関連記事:BASEとSTORESを比較!初心者におすすめで売れるネットショップはどっち?
ネットショップの開業で失敗しないコツ
ネットショップの開業で失敗しないコツは以下5つです。
失敗しないためには事前準備がとても重要です。
まずは運営コストをシミュレーションし、運営資金を集めたり経営戦略を立てるなど準備をしておきましょう。
ネットショップに関する法律や規約を確認することは、健全なネットショップ運営を続けるために必要です。
開業後は商品を売るだけでなくネットショップ業界全体を知る必要があります。
必要なページを用意しテスト注文してユーザーがECサイトを利用できるかチェック。
開業に役立つ助成金も申請しておきましょう。
運営コストをシミュレーションする
開業する前にあらかじめ運営コストをシミュレーションしておきましょう。
準備不足のまま開業してしまうと、資金繰りで必ず苦労するからです。
シミュレーションしておきたいおもな運営コストは以下になります。
- ECサイト利用料
- 仕入れ費
- 配送費
- 決済手数料
- 梱包資材
ECサイト利用料は明確な数値があるため簡単にシミュレーションできます。
初期費用と月額費用を各公式サイトでチェックしておきましょう。
仕入れ費は商品を仕入れる際にかかる費用です。仕入れる商品のジャンルや数によって変わるので、実店舗や仕入れサイトで費用の相場感を掴むことになります。
その他も最初は大雑把に費用を試算しておきましょう。
開業してしばらく経った後に、シミュレーションと実際の費用を見比べて増やしたり減らしたりしていきます。
法律的にネットで販売できるかチェックする
販売したい商品があってもインターネット上で販売できるかのチェックが必要です。
何でも販売していいわけではなく、日本の法律やECサイトの利用規約に従って販売しなければなりません。
ネットショップを運営するなら、特定商取引法を遵守してください。
特定商取引法とは、事業者の悪質な行為によって消費者が被害を受けることを防ぐための法律です。
消費者庁は以下のとおり解説しています。
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。 具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
特定商取引法とは – 消費者庁
特定商取引法やその他の法律により、以下の商品はどのような場合でも販売できません。
- テロ・犯罪を誘発させる商品
- クレジットカード
- パスポート
- 権利を侵害する制作物
- 消費期限切れの食品
ECサイトのガイドラインに記載されている禁止商品も販売不可です。
必ず開業前に販売したい商品が禁止されていないか、チェックしておきましょう。
特定商取引法を記載したページを用意する
ネットショップ販売において特定商取引法は必ず守らなければならない法律です。
ECサイトでは、特定商取引法に従っていることを示すページの設置が義務付けられています。

多くのECサイトでは、「特定商取引法に基づく表記(表示)」という形で一つのページを用意しています。
記載内容は決まっており、例えば以下の項目を明記しなければなりません。
- 事業者の氏名
- 事業者の住所・電話番号
- 支払い方法
- 支払い時期
- 返品・交換のルール
ECモールやASP型ネットショップが用意するテンプレートを利用すれば、簡単に作成できます。
開業する際は忘れずに設置しておいてください。
事業者の住所や電話番号などの個人情報を開示したくない人は、バーチャルオフィスがおすすめです。住所や電話番号だけを借りられるため、防犯対策になります。
テスト注文する
開業する前には必ずテスト注文を行っておきましょう。
テスト注文とは、ユーザーがネットショップで購入手続きをして実際に商品が届くかを検証することです。
面倒だからとテスト注文を省略して開業してしまうと、思わぬトラブルが発生してしまいます。
- 購入手続きをしたのに支払いが行われない
- 商品が届かない
- 購入ページに移動しない
- 在庫が減らない
- 確認メールが届かない
開業後に以上のようなトラブルが発生すると、機会損失をするだけでなく信頼度も大きく下がってしまいます。
ネットショップを成長させるどころか、いきなり閉店することになりかねません。
ECモールやASP型ネットショップはサービス基盤がしっかりしているため、致命的な問題は起きづらいです。独自の機能を追加したり自分で設定した箇所は要チェックです。
トラブル以外には、配送の流れやメールのチェック方法などを確認します。
ユーザーが商品を注文し商品が届くまでを確認できて、初めて開業となります。
テスト注文は基本的に自分で商品を注文し検証する場合がほとんどです。
配送料や決済手数料は自己負担となるので、各ECサイトのテスト注文に関するルールを確認しておきましょう。
助成金を活用する
ネットショップを開業する際は、助成金を利用するとお得に始められます。
利用できる助成金は以下のとおりです。
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
- 事業再構築補助金
特に利用しやすいのはIT導入補助金です。
事業者がITツールを導入する際の経費を一部補助してくれる国の制度であり、ネットショップ開業で補助金を受け取れます。
4つの分類があり、ネットショップはデジタル化基盤導入類型の対象です。制作費用の最大4分の3(0〜50万円以下)あるいは最大3分の2(50万円超〜350万円)を補助してもらえます。
補助金を受け取るには審査を通過する必要があるため、必ず受け取れるとは限りません。
詳細はIT導入補助金公式サイトで確認してください。
日本商工会議所が実施する小規模事業者持続化補助金も利用しやすくおすすめです。補助金制度は知っておけば得するという仕組みなので、しっかり申請しておきましょう。
ネットショップの開業に関してよくある質問
ネットショップの開業に関するQ&Aを見ていきましょう。
開業届は必ず提出しなければならない?
事業を始める際に提出する開業届ですが、義務ではないので提出しなくても大丈夫です。
提出せずにネットショップ運営を行うことは可能です。
ただし、開業届を出しておくことで色々なメリットがあるので提出することをおすすめします。
受けられるメリットは以下のとおりです。
- 青色申告特別控除を受けられる
- 開業を証明してもらえる
- 事業用口座作成がしやすい
- 補助金を受けられる
ネットショップ開業の初期費用はどのくらい?
ネットショップ開業の初期費用は、利用するECサービスによって大きく異なります。
初心者がECサービスを使って開業する場合は、無料ECサービスを使うと無駄なコストを抑えられます。
ECサービス | 無料プラン名 | 特徴 |
---|---|---|
カラーミーショップ | フリープラン | 利用者満足度が高い |
BASE | スタンダードプラン | 豊富なデザインテーマを利用可能 |
Yahoo!ショッピング | – | 出店料無料 |
無料ECサービスなら、おもに商品仕入れや商品制作のコストだけで運営可能。
ECシステムや配送・決済手段もサービス側で用意されているため、手続きも簡単です。
実店舗の開業が1千万円以上かかることに比べると、ネットショップは誰でも気軽に開業できます。
何を売ればいいかわからない
何を売ればいいかわからない人は、以下を参考に売れそうなものを探してみてください。
- 利益率が高いもの
- 製作スキルのあるもの
- 興味があるもの
まず売上を出したいなら利益率が高いものを販売することを考えましょう。
集客力が高いネットショップサービスは?
集客力が高いネットショップサービスはカラーミーショップです。
- アクセス解析
- SEO対策
- 各種SNS連携
まずはフリープランを活用し、無料でネットショップを開業しましょう。
お店の規模や月商が大きくなったタイミングで、有料プランへ移行するのがおすすめです。
プレミアムプランなら専任のECアドバイザーがネットショップ運営をサポート。
専門的なアドバイスにより、集客力向上が期待できます。
個人でのネットショップ開業を成功させよう
ネットショップは昔に比べると簡単に開業できます。
一からネットショップを構築しなくても、ECモールやASP型ネットショップを利用すれば最短即日で開業可能です。
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