ネットショップを開業したいけど、何をどうしたら良いかわからない方は、多いのではないでしょうか。
ネットショップを開業して一人で運営するには、必要な手順とコツがあります。
本記事では、個人でネットショップを開業する手順、運営方法やおすすめのサービスを解説します。
おすすめのネットショップを活用して、個人でネット販売を始めましょう。ネットショップ作成サービスには、ネット販売に必要な機能が備わっています。
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利用者満足度が高く、高いカスタマイズ性やユーザーファーストな機能が搭載されています。
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関連記事:カラーミーショップの評判は?デメリットから導入手順まで徹底解説
ネットショップと一緒にホームページも作成するのがおすすめです。ホームページの作り方を参考にすると、ネットショップの売上に貢献してくれます。
個人向けネット販売のやり方【9ステップ】
ネットショップの開業に必要な手順は、以下の9つです。
※2025年3月時点の情報
ネットショップは、インターネットを利用している全ての人々を顧客にできる実店舗にはないメリットがあります。
実店舗とは違い、顧客の顔が見えないことできめ細やかな対応が難しいというデメリットも。
しかし、誰でもショップを開業がしやすいという参入障壁の低さは、ネットショップの大きな特徴です。
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個人がネット販売を始める方法には、ラッコM&Aでネット販売事業を購入するやり方があります。
一からネット販売を立ち上げるより始めやすく、案件によっては仕入れ先や在庫を引き継げる場合も。
ネット販売の運営サポートを受けられるケースもあるので、初めてネット販売を始めるならラッコM&Aを活用しましょう。
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①ショップの方向性を決める
まずは、ネットショップでどんな商品を取り扱うのかを決めましょう。
何を商品として販売するかを決めることで、商品をどのように仕入れ、どう販売していくかが決まります。
自分のショップと競合他社との差別化を図るためにも、最初の時点でコンセプトを明確にしておきましょう。
コンセプトを明確にすれば、自分のショップだけの強みを設定して勝負できます。
ネットショップは大きな利益が得られる可能性が高く、コストパフォーマンスに優れている点が魅力です。
②仕入れ先の確認
続いて、商品の仕入れ先を確認しましょう。
必要なのは、「いかに商品を安く仕入れて予算と折り合いがつくように販売するか」です。
ネットショップの商品を仕入れるには、主に以下の5つの方法があります。
- 仕入れサービスを使う
- 見本市を訪れる
- メーカーと契約を交渉・契約する
- 卸問屋・問屋街へ行く
- 海外から仕入れる
Webの仕入れサービスや卸問屋への訪問は、比較的負担の少ない方法です。
ただし、自社商品を販売する場合は仕入先は必要ありません。
③許可・届出
ネットショップのコンセプトや仕入先が決まった後は、開業届を提出しましよう。
開業届は原則、事業開始から1ヶ月以内の提出が義務付けられています。
自分の住んでいる地域を管轄する税務署へ行き、必要書類を提出するだけで手続きは完了します。
販売するものによっては以下の許可・資格が必要です。
実際に販売を始める前に届出を出してください。
商品・サービス | 必要な許可 | 許可の取得場所 |
---|---|---|
中古品 | 古物商許可 | 所轄の警察署 生活安全課 |
食品 | 食品衛生法に基づく営業許可 | 所轄の保健所 |
健康食品 | 医薬品医療機器等法に基づく許可 | 所轄の保健所 各都道府県の薬務課 |
酒類 | 通信販売酒類小売業免許 | 所轄の税務署 |
医薬品 | 薬局開設許可 医療品販売許可 特定販売届出 | 所轄の保健所 都道府県の薬務課 |
化粧品 | 化粧品製造販売許可 医薬部外品製造販売許可 | 所轄の保健所 都道府県の薬務課 |
輸入品 | 食品衛生法に基づく営業許可 | 所轄の保健所 |
④ネットショップの選定
ネットショップを開設するためには、当然、販売サイトが必須です。
販売サイトでは個人情報やお金のやり取りを行うので、セキュリティ性の高い外部サービスを使用しましょう。
ネットショップ開設サービスには、以下の3種類があります。
ショッピングモール | Amazon、楽天市場などに出店する |
---|---|
ショッピングカート | 安価で高機能なショップを作れるサービス (BASE、makeshopなど) |
ECサイト | ショップ運営に必要なソフトをサーバーにインストールする。 (EC-CUBEなど) |
それぞれメリットとデメリットがあるので、後に詳しく解説します。
⑤決済方法の選定
ネットショップの決済方法を決めます。
特に以下の4つの決済方法は、必須ともいえる方法です。
- クレジットカード決済
- 銀行・郵便振込
- コンビニ払い
- 代引引換
複数の選択肢が用意されていたほうが、幅広いユーザーがネットショップを利用できるので、必ず検討しましょう。
⑥ECサイト作成
ネットショップ開設サービスの決定後は、実際にショップを開設しましょう。
商品を見やすいデザインにし、機能を使いやすくし、スマホでの閲覧にも対応させます。
サービスによってはテンプレートが用意されているものもあるので、自分のイメージに適したものを選びましょう。
ネットショップは通信販売に該当するので、特定商取引法に基づく表示の掲載が必要です。
特定商取引法とは、事業者による悪質な勧誘行為を防止するための法律です。
ネットショップでは全てのページに、「特定商取引法に基づく表示」を書いたページへのリンク設置が義務付けられています。
ほかにも、データベースに登録された個人情報の取り扱い方法・利用目的を、プライバシーポリシーとして明記しましょう。
顧客とのトラブルを未然に防ぎ、顧客に個人情報取り扱いの注意を促すことにもつなげられます。
何らかのトラブルが生じた際に備え、弁護士のアドバイスを聞きながら、顧客との契約書にあたる利用規約も作成しましょう。
⑦商品登録
サイトのデザインや機能を決定した後は、実際に商品を登録しましょう。
商品ページの完成度は売上に大きな影響を及ぼします。
以下のポイントに注意して、商品ページを作成します。
- 写真の縦横比を揃え、撮影方法にこだわる
- 商品の説明文を詳しく書く
⑧最終確認
開業前に、最終確認として以下をチェックしてください。
- 特定商取引法に基づく表示ができているか
- プライバシーポリシーはあるか
- 利用規約はあるか
ショップ名が覚えてもらいやすく、SEO対策で上位に出やすいものかどうかもチェックしましょう。
独自性があり、シンプルで短いショップ名であれば覚えてもらいやすいでしょう。
⑨ネットショップのオープン
問題がなければ、ネットショップを開設します。
開設後は広告の活用や現状分析によるフィードバックなどを行い、今後の運営に活かします。
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを導入し、訪問者数を具体的に数値化して集客改善などを行いましょう。
個人のネット販売向けのネットショップ
おすすめのネットショップは以下の3つです。
STORES
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STORESはBASEと同様、Instagramと連携できるサービスです。
無料プランも存在していますが、決済があるごとに手数料が5%かかります。
海外発送対応やページ言語を英語へ切り替えできます。
海外商品を仕入れたり海外のユーザーもターゲットにしたい場合は、おすすめです。
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関連記事:BASEとSTORESを比較!初心者におすすめで売れるネットショップはどっち?
BASE
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BASEは無料のネットショップ開設サービスであり、デザインテンプレートが豊富なことが特徴です。
HTMLやCSSといった、Webページを構成するソースコードを直接編集すれば、自在にカスタマイズができます。
申請をすればInstagramとの連携もできるので、SNSで紹介されることによる集客を狙うのでにおすすめ。
実績豊富なサービスを使いたい人は、BASEがぴったりです。
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関連記事:BASEの評判は悪い?良い口コミと悪い口コミからおすすめな人の特徴を紹介
makeshop
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makeshopはランキング機能やSNSとの連携機能を備えたサービスです。
月額12,100円(税込)から利用でき、170種類以上のテンプレートと豊富な決済方法が用意されています。
また、メルマガ機能もあるので、メールでのマーケティングを考えている場合におすすめです。
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関連記事:makeshopの評判を徹底検証!メリット・デメリットや料金を解説
一人で運営できるネットショップの種類
一人で運営できるネットショップには、主に以下の3つの種類があります。
3種類のネットショップにはそれぞれメリットとデメリットがあります
種類 | 運営コスト | カスタマイズ性 |
---|---|---|
ECモール | 高い | 低い |
自社サイト | 低い | 高い |
ECサイト | 低い | 高い |
種類ごとのメリット・デメリットを知れば、どのショップを開設するべきかが判断できます。
ECモール
ECモールには数多くの企業・商店が集まっており、Amazonや楽天市場などが代表的存在です。
すでに用意されたプラットフォームにショップを開設するだけなので、独自ドメインの取得が不要です。
有名なECモールであれば、それだけで集客効果が期待できる点がメリット。
一方で出店時には料金がかかるというデメリットがあるので、ECモールへの出店が予算面で最適かどうか検討が必要です。
おすすめのECモールは楽天市場
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楽天市場は、1億3,000万もの会員ID数を誇るネットショップです。
圧倒的な集客力があるため、個人でも売上を出しやすいのがメリット。
多種多様なジャンルでシェアを獲得しているのも楽天市場の魅力です。
- スポーツ
- ファッション
- キッズ、ベビー
- 家電
- 食品、スイーツ
- インテリア
- 日用雑貨
ネット販売のプロであるECコンサルタントが出店をサポート。
販売戦略の提案や地域密着型のサポートなどを行います。
初心者でネットショップを始めるなら、高い集客力とサポートの手厚さを兼ね備えた楽天市場がおすすめです。
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自社サイト
自社サイトで商品の販売をする場合は、LPなどの商品宣伝ページなどの設置が必要です。
新たにサイトを開設しなくても良い点がメリットですが、知名度が低い場合は当初の売上が伸びない場合が多いです。
自社サイトを作成する場合は、ホームページ作成ソフトかレンタルサーバーを比較してWordPressを導入しましょう。
ただ、ECサイト同様に良質なコンテンツの設置・広告の出稿などで顧客数を増やしていけます。
ECサイト
ECサイトとは、サーバーの設置・独自ドメインの取得をし、開設するネットショップのことです。
自社のコンセプトに応じてサイトをカスタマイズできる点がメリットです。
特に、BASEなどのサービスを利用すれば、簡単に開設できるのでおすすめ。
サイトを開設しただけでは集客できないので、ターゲットを限定して積極的に宣伝を行う必要があります。
開設当初は売上が伸びないことも多いため、軌道に乗るまで時間がかかることがデメリットです。
検索エンジン上位表示策のSEO対策や良質なコンテンツの設置などで、徐々に顧客数を増やしていきましょう。
個人のネット販売を成功させるコツ
個人でネット販売を成功させるには、5つのコツがあります。
ネットショップ運営において必要不可欠な要素もあるので、以下で詳しく確認していきましょう。
集客を工夫する
ショップを開設後に特に必要なのは、集客対策です。
ネットショップはインターネット上に開設したショップなので、検索順位上位表示策のSEO対策やSNSが集客に効果的です。
SNSは現在、各企業がプロモーションに使用しており、ショップと顧客が直接つながる場として利用されています。
SEO対策を行えばショップの検索順位が上昇し、人々の目に留まりやすくなるので、売上も増えやすいです。
固定費を削減する
固定費は削減するようにしましょう。
例えば、サイト開設サービスの月額費や、毎月の広告費などが固定費に該当します。
ネットショップの開設当初は売上が少なく、そのまま固定費だけがかかると赤字になるケースも。
可能な限り月額費用や初期費用のかからないサービスを選んで運営しましょう。
在庫を抱えすぎない
在庫を抱えすぎると、管理が大変です。
特にショップの開設当初は売上が少ないので、在庫過多に注意してください。
在庫を上手に管理するには、オリジナル商品を受注生産できるpixiveFACTORYや予約販売に対応した予約販売 Appなどを利用しましょう。
個人事業主として運営する
ネットショップは個人事業主として運営しましょう。
開業届を税務署に提出していれば、個人事業主として活動できます。
別のスタッフがいる場合は、ショップ運営で得た利益を配分しなければならないので、負担が大きいです。
ネットショップは個人でも開設・運営しやすい点が魅力でもあるので、個人事業主として運営することで売上の多くを自分の所得にできます。
個人事業主になれば屋号を名乗れるので、信頼性を高められます。
確定申告の必要性を理解する
ネットショップを運営するにあたっては、確定申告が必要です。
確定申告とは、1月1日から12月31日までに得た全収入の税金を精算する手続きのことです。
以下に当てはまる人は必ず確定申告してください。
- 20万円以上の所得がある会社員・パート・アルバイト
- 48万円以上の所得があるフリーランスや専業者
- 開業届を出している人
会社員・パート・アルバイトの場合は会社で稼ぐお金以外の収入に対して、フリーランスや専業者は、個人事業主として得た全ての所得に対して確定申告します。
ネットショップを運営しているのであれば、どちらの場合でも確定申告が必要です。
ネットショップオープン後の運営方法
ネットショップを開設した後は、以下の流れで運営をしていきます。
仕入れと集客は開設当初に導入した方法を用います。
受注管理や在庫管理には専用のアプリを使用して効率よく進めていきましょう。
①商品の仕入れ
ネットでの仕入れサービスや卸問屋などをあたり、販売する商品を仕入れます。
安く仕入れて予算と折り合いがつく価格で販売するのがポイント。
オリジナル商品・ハンドメイド商品を作成して販売する場合は、ユーザーの集客から始めましょう。
②ユーザーの集客
ユーザーの集客には、SEO対策やSNSでの宣伝など、ネットショップならではの方法を用いましょう。
開設当初はショップ自体が有名ではないので、特に力を入れる必要があります。
SNSと連携しているサービスを利用すれば、より効率的に集客できます。
③商品の受注管理
商品の受注管理には、アプリを使用します。
受注から出荷までの流れを自動化できるLOGILESSや、TEMPOSTARなどの在庫管理・商品業務・受注管理の一元化システムがおすすめです。
使用には数千円ほどの月額料金がかかるものがあるので、事前にチェックしておきましょう。
④商品発送
注文が入ったら、商品を発送します。
発送方法には、以下3つのタイプがあります。
送料が安いタイプ | ゆうパック クリックポスト |
---|---|
到着が早いタイプ | ヤマト運輸の「ネコポス」 佐川急便の「飛脚航空便」 |
安全性の高いタイプ | ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」 「ヤマト便」 |
どの配送会社を選ぶべきか迷う場合は、自宅・事務所近くの配送会社や個人での契約が可能な会社を選びましょう。
自宅・事務所近くの配送会社であれば、問題があったときにすぐ相談ができます。
⑤アフターフォロー
商品を買ったもらった後のアフターフォローも万全にしましょう。
例えば梱包の状態に気をつけたり、購入直後や商品到着後にステップメールを送ったりなどして、リピーター育成につなげます。
何度も商品を購入してくれればそれだけ収益が入り、運営が安定します。
⑥商品の在庫管理
商品の在庫管理をしっかりと行うことも、安定したショップの運営には必要です。
在庫切れを防ぐことでユーザーの利便性を上げるだけではなく、売上の機会損失を防ぐことにもつながります。
在庫の保管スペースが確保できない・夏に売れやすい商品を夏に売るなど、ベストなタイミングでの販売もできます。
在庫管理には、BASEと連携しているLogiMoProやopenLogiなどを利用しましょう。
個人のネット販売に関してよくある質問
個人のネット販売に関して、よくある質問をまとめました。
気になる疑問は事前に解消してからネット販売を始めましょう。
副業でネットショップは運営できる?
副業でネットショップの運営は可能です。
ショップ運営を副業にする場合は、ショップ運営で得た売上が確定申告の対象となるので、注意しましょう。
ネットショップの商品はどこから仕入れればいい?
ネットショップの商品の仕入れ先には、仕入れサービス、卸問屋、見本市などがあります。
自分が運営するショップのコンセプトに応じた仕入れ先から仕入れましょう。
ただし、自分で商品を作成して販売する場合は、仕入れ先を探す必要はありません。
無料で使えるネットショップのアプリはある?
無料で使えるネットショップのアプリには、BASEやSTORESなどがあります。
売上に応じて利用料や手数料が発生するので、注意しましょう。
しかし手間をかけずに独自のネットショップを開設できるので、おすすめのサービスです。
個人でネットショップを開設しよう
本記事では、ネットショップの開設の手順や必要な手続き、おすすめのサービスなどを解説しました。
ネットショップは商品と販売サイトがあれば、誰でも始められる点が魅力です。
開設・集客・販売に必要な手間を削減するためには、ネットショップ開設サービスの利用がおすすめです。
今回解説した点を踏まえ、ネットショップ開設サービスを利用して、自分だけのショップを運営してみましょう。