K-POP界で活躍する女性たちが、不動産投資においても確かな成果を上げている。
最近、IZ*ONE出身のソロアーティスト、クォン・ウンビの不動産投資が再び注目を集めた。
クォン・ウンビは4月21日、SUPER JUNIORのドンヘとウニョクが運営するYouTubeチャンネルにゲスト出演。話題の音楽フェス「WATERBOMB SEOUL 2023」に初参加した当時を振り返り、「ソウルで行った初めてのイベントだった。あれほど大きなステージに一人で立つのは初めてで、とても緊張した。あの出来事で多くの人に知られるとは思わなかった」と語った。

そして「あの後、本当にたくさんの広告に出演した」と明かし、共演者のKCMからは「それでビルまで買ったなんて…広告で建物のオーナーになるなんてすごい」と感嘆の声が上がった。
実際にクォン・ウンビは2024年4月、ソウル・城東(ソンドン)区松亭(ソンジョン)洞の中浪川(チュンナンチョン)沿いに、地下1階~地上3階建てのビル(敷地面積106平方メートル、延べ面積192.45平方メートル)を購入。価格はなんと24億ウォン(日本円=約2億4000万円)にのぼる。
不動産関係者も大絶賛!?
クォン・ウンビが購入したビルがどんな成果を出すのか楽しみだが、不動産投資で大きな利益を得ている女性スターは数多くいる。
その代表格といえるのが、少女時代のユナだ。

ユナは2018年10月、ソウル・江南区清潭洞にあるビルを100億ウォン(約10億円)で購入。その後、2024年7月時点で時価は250億ウォン(約25億円)に急騰したと報じられている。
不動産関係者によれば、2024年の賃料ベースで試算した収益率は6.38%に達し、「購入のタイミングも、上昇局面に入る絶妙な時期だった」と高く評価された。周辺の類似物件の取引実績をもとに算出された差益は、およそ150億ウォン(約15億円)にもなる。
KARAのスンヨンもまた、“不動産投資家”としての実績が光る。2024年8月、スンヨンの不動産に関して報道された。
彼女は2014年、江南区清潭洞のビルを45億5000万ウォン(約4億5500万円)で購入し、18億4000万ウォン(約1億8400万円)をかけて再建築。さらに2017年には、江南区三成洞にあるビルを母親との共同名義で、37億ウォン(約3億7000万円)で購入し、こちらも13億4000万ウォン(約1億3400万円)で新築した。

不動産関係者によると、2棟合わせた差益は約200億ウォン(約20億円)に達し、再建費用を差し引いても約85億ウォン(約8億5000万円)の純利益が見込まれるという。
そしてこの分野で“外せない存在”といえば、IUだ。
2022年には清潭洞の高級マンションを130億ウォン(約13億円)で購入。
さらに、京畿(キョンギ)道・果川(クァチョン)市には母親や後輩の作業スペースとしても活用するため、地下1階~地上3階建てのビルを46億ウォン(約4億6000万円)で購入している。
また、京畿道・楊平(ヤンピョン)郡には約30億ウォン(約3億円)の一戸建ての別荘も所有。
果川の物件については、不動産関係者が2024年3月末時点で「類似エリアの取引事例を踏まえると、現在の推定時価は約56億ウォン(約5億6000万円)に上る」と分析している。
IUが所有する3つの物件の合計価値は、少なく見積もっても200億ウォン(約20億円)を超えるとされる。

本業である音楽活動に加え、女優業、そして不動産投資までも成功させているIUは、まさに“マルチな成功者”といえるだろう。
こうして見ると、K-POP界で活躍する女性たちは、スポットライトを浴びる表舞台だけでなく、将来を見据えた堅実な投資でも頭角を現している。
ステージの上で輝く姿と同じくらい、資産形成においても彼女たちはブレることなく、自分らしい“成功の形”を築き上げているのだ。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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