Perfume、全国アリーナツアーを完走! 近未来世界で「ストーリーを体感するライブ」に | RBB TODAY
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Perfume、全国アリーナツアーを完走! 近未来世界で「ストーリーを体感するライブ」に

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撮影:石井亜希 / Aki Ishii
  • 撮影:石井亜希 / Aki Ishii
  • 撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura
  • 撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
  • 撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
  • 撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
  • 撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura
  • 撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
  • 撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura

 Perfumeによる全国アリーナツアー「Perfume 10th Tour ZOZ5 "ネビュラロマンス" Episode 1」のファイナル公演が、4月20日に千葉La La arenaTOKYO-BAYで行われた。

 同公演は、観客を未来の世界へと誘うSF巨編。カーキの制服風コスチュームと白いショートブーツを身につけた3人が登場すると、ナレーションで物語の背景が明らかに。20年戦争で月が「ロボットアーミー」に占拠され、奇跡的に脱出した少女3人が、地球でコールドスリープから目覚めたのだという。語り部は、彼女たちを見守り、育てている「キキモ」。記憶もなく地球で人生を歩むことになったヒロインたちは、なぜかダンスに夢中になり、今や「Mr.MIC SHOW」の看板アーティスト「Perfume」として誰からも愛される存在になっている……と、劇中劇のスタイルでライブが進行していく。

撮影:石井亜希 / Aki Ishii
撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama

 台詞はないが映画のようであり、ミュージカルのようでもある演出。華やかなショーの裏側からそれぞれのバスルームが現れた「Morning Cruising」からの流れは、とくに印象的だった。Perfume25年を辿る映像も重なり、SFストーリーと現実がリンクし始めるが、そこでブラックアウト。讃美歌のような「時空花」を歌いながら、3人が暗闇からゆっくり現れ、「強く 強く 咲いて」が披露される。

撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura

 そしてエンディング・テーマ風に「メビウス」が鳴り始めると、ふっと現実に戻った観客から手拍子が。「キキモ」のナレーションでは、3人が戦士としての宿命を果たすべく立ち上がったことがわかる。謎が謎を呼ぶ展開のなか、マシンガンを手にした3人の後ろ姿で「TO BE CONTINUED...」。ファイナルのこの日は、「後篇」が9月22、23日、東京ドームで行われることが告知され、会場は地響きのような歓声に包まれた。

撮影:上山陽介 / Yosuke Kamiyama
撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura

 MCなしの緊張感あふれる演目だった「Side A」に対して、「Side B」では3人も観客も堰を切ったようにハジけていく。ド派手なライティングの「Cling Cling」では、「ジャンプジャンプ」と叫ぶ3人の声につられ会場が揺れた。この「Side B」では、新旧とり混ぜて「Perfumeの煩悩の数だけ」毎回その日限りのセットリストで臨んでいたという。

 MCではおしゃべり好きも爆発。あ~ちゃんは「Side A」の内容について、「実写化として観ていただきました。みんなの想像と交わっていたでしょうか?」と問いかけ、「今日を後悔しないように魂一緒に燃やしてくれますか?」と最大級のボルテージで観客を煽る。のっちは「ストーリーを体感するライブ」を心を込めて懇々と解説。お馴染みの「P.T.A.」コーナーでは、他アーティストの楽曲に勝手にダンスを提案して盛り上がるというテーマで、サカナクションの「新宝島」をセレクトした。

 さまざまな楽曲を届けるなか、「ナチュラルに恋して」では、3人が高速で動く回転舞台の上で踊り、椅子を使ってフォーメーションを変えたり、止まってステップを上がったりと、プロフェッショナルなステージングを披露。最後のMCであ~ちゃんは、その回転舞台について触れ、「あれ、人の手で回してくれてます。すごくない?」と、裏方の仕事ぶりを讃えた。

 「わーっ、名残惜しい!」と珍しく叫ぶかしゆか。「みんなの気合いに満たされました」とのっち。そして、25年を振り返ってあ~ちゃんは、「まさかの未来を歩いています。3人が3人のファンでい続けています。これからも変わらないで変わっていきます」と宣言。ラストはまさにその心境を歌った「Flow」で、新曲「ネビュラロマンス」がそれに続いた。

撮影:木村泰之 / Yasuyuki Kimura
《ハララ書房》
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