EXOのカイがグループの今後について言及した。
4月21日、ソウル・広津(クァンジン)区にあるYES24ライブホールでは、カイの4thミニアルバム『Wait On Me』のリリース記念ショーケースが開催された。今回のイベントで司会進行を担当したのは、同じくEXOメンバーでグループのリーダーも務めるスホだった。

この日、カイはEXOとしての将来的な活動に関する質問に対し、「まず、EXOの方向性については、会社(SMエンターテインメント)と本当にたくさん話しているところです」とコメント。さらに「機会があれば、EXOとして再び皆さんの前に立ち、良い姿をお見せできるよう努力したい。今後も会社とさらに話し合っていく予定です」と、前向きな意志を示した。
このような発言が注目を集める背景には、現在のEXOを取り巻く状況が複雑なためだ。
まず2023年6月、メンバーのチェン、ベクヒョン、シウミンの3人(通称「CBX」)が、所属事務所SMエンターテインメントとの契約をめぐって対立したことに端を発する。

その後、3人が所属することとなったINB100は、緊急記者会見で「SMは合意書で約束した流通手数料5.5%を守らず、売上の10%にあたるロイヤリティを要求している」と主張。一方のSMは、「その記者会見の中身を通じて、CBXが外部と無断で接触する“タンパリング行為”を行っていたことが明らかになった」とし、法的措置を示唆した。
この対立は現在も続いており、昨年予定されていたEXOの冬のアルバムは最終的にリリースされず白紙に。また今年の4月8日にデビュー13周年を記念して行ったライブ配信には、CBXの3人は参加せず、カイ、スホ、チャニョル、D.O.、そして兵役中のセフンが電話出演する形でファンに挨拶を届けた。

カイにとっては2023年5月に入隊し、除隊後初のカムバックとなる今回のアルバム。兵役中、いつの間にかグループが分裂していたという状況のカイだが、彼の言葉はグループとして再び歩み出す可能性を示唆している。
(記事提供=OSEN)
◇カイ プロフィール
1994年1月14日生まれ。本名キム・ジョンイン。2012年にEXOのメンバーとしてSMエンターテインメントからデビューした。グループ内ではセンターを務め、「EXOの顔」ともされる。ダンスを得意としており、ステージで見せるパフォーマンスは圧巻。同じ事務所に所属するSHINeeのテミンとは、練習生時代からの親友。2023年5月に社会服務要員として入隊し、2025年2月10日に除隊した。
■【写真】「愛子さまも熱狂」と報じられたEXO・ベクヒョンの人柄