女優キム・セロンさんが未成年だった時期に交際していたという疑惑が浮上した俳優のキム・スヒョンが、記者会見でこれを否定したなか、ネット上の悪質コメントや虚偽情報の拡散に対し、法的対応に乗り出した。
4月15日、所属事務所のゴールドメダリストは「最近、当社所属アーティストであるキム・スヒョン氏に対して、悪意ある投稿やコメント、虚偽の情報などがオンライン上で無分別に掲示・拡散されている」とし、長文の公式声明を発表した。

所属事務所は声明で「特に、根拠のない推測記事や確認されていない主張が持続的かつ反復的に投稿されることで、大衆に誤った認識を植え付け、アーティストの名誉を毀損している」とし、「オンラインコミュニティやSNSで蔓延している悪意ある誹謗中傷、虚偽情報の拡散、人身攻撃、セクハラ行為などは、軽視すべきではない明確な犯罪行為だ」と強調した。
続けて、「当社はこのような悪質な行為に対し、ファンの積極的な通報と社内モニタリングをもとに、4月14日付で情報通信網法上の名誉毀損罪および刑法上の侮辱罪に基づき、捜査機関へ告訴状を提出した」と発表した。
さらに、「匿名性を悪用してフェイクニュースを作り出し、サイバーブリング(ネットいじめ)を助長するような動画やショート動画を制作する、いわゆる“サイバーレッカー”の行動も深刻な問題だ」と指摘。
「最近ではこうしたサイバーレッカーの身元が特定され、法的措置が進んでいる。当社もユーチューブやX(旧Twitter)など、海外のプラットフォームに対して、海外の法律代理人と連携し、強硬に対応する方針だ」と強く警告した。

ゴールドメダリストの声明全文は以下の通り。
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こんにちは。ゴールドメダリストです。
最近、当社所属アーティストのキム・スヒョン氏に対する悪意ある投稿やコメント、虚偽の情報などがオンライン上に無分別に掲載・拡散されています。
特に、根拠のない推測性の投稿や、事実として確認されていない主張が継続的かつ反復的に掲載されることで、世間に誤った認識を与え、アーティストの名誉が毀損されています。
オンラインコミュニティやSNSで蔓延している悪意的な誹謗中傷、虚偽情報の流布、人身攻撃、性的嫌がらせなどは、決して軽く見過ごしてはならない犯罪行為です。
当社は、このような悪質な行為に対し、ファンの皆様からの積極的な通報と社内でのモニタリングをもとに、4月14日付で情報通信網法上の名誉毀損罪および刑法上の侮辱罪の疑いで捜査機関に告訴状を提出いたしました。
また、匿名性を悪用してフェイクニュースを作成し、サイバーブリングを引き起こすような動画やショート動画を制作する、いわゆるサイバーレッカーの行為も深刻です。
最近、こうしたサイバーレッカーの身元が明らかになり、法的対応が進んでいる状況に鑑み、当社もユーチューブやXなどの海外プラットフォームに対して、海外の法律代理人と連携し、断固たる対応を取る方針です。
当社は、アーティストの名誉を毀損する悪質な投稿に対して、今後も追加の告訴を続けていく予定であり、明白な犯罪行為に対しては強力な法的措置をもってアーティストの権利保護に最善を尽くす所存です。
ありがとうございます。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。