韓国のボディビルダー兼パーソナルトレーナー、ファン・チョルスンが、名誉毀損および傷害などの疑いで妻から告訴されたことが明らかになった。
ファン・チョルスンは4月14日、自身のSNSで告訴状の写真を公開。そこには、妻のA氏が「傷害および名誉毀損」で告訴するという内容が記されている。
これに対しファン・チョルスンは、「予想通りだ。不利になると、数年前にも使ってきた手口でまた印象操作を仕掛けてきた」と主張。「近づきさえしていないのに“暴行”だなんて。加害者と被害者の立場がメディアの操作によって入れ替わる時代だ」として、濡れ衣であると訴えた。
一方、15日にはA氏側の代理人である法律事務所シムのシム・ギュドク弁護士が、メディアを通じて、「ファン・チョルスンの傷害および情報通信網法違反に関する告訴状を提出するため、被害者であるA氏とともにソウル・冠岳（クァナク）警察署を訪問した」と明かし、告訴が事実無根でないことを強調した。
さらに、ファン・チョルスンがSNSで「妻の主張は虚偽だ」と発信した件については、「これは虚偽事実の流布による名誉毀損に該当する」と指摘。暴行の程度も“傷害”と見なされるほど深刻であったため、告訴に至ったと説明した。
過去の暴行事件と妻の私生活暴露
ファン・チョルスンは2023年10月、全羅南道・麗水（チョルラナムド・ヨス）市内の屋外駐車場で、元交際相手の顔や頭部を20回以上も殴打、蹴るなどの暴行で起訴された。一審では懲役1年の実刑判決が下されたが、控訴審で懲役9カ月に減刑され、今年1月に出所した。
2023年10月に元交際女性への暴行容疑で起訴され、控訴審で懲役9カ月の実刑判決を受けたのち、今年1月に仮釈放されたばかりだった。
しかし、3月にはSNSで妻の私生活に関する疑惑を暴露し、物議を醸した。「自分の財産は消え、名義だけの借金が増えた」「面会にも来ず、酒とパーティ三昧」「送られて来た手紙には罵詈雑言ばかり」「合意金も中抜きされた」などと主張し、さらには子どもたちの名前を妻が勝手に改名したとも明かしていた。
これに対してA氏側は、「ファン・チョルスンが不倫をしたが、子どもたちの父親として前科者にするわけにはいかないと考え、合意に向け努力してきた。私費で弁護士を雇い、支援も行った」と反論。しかし、「暴力的な性格は変わらず、妻への暴行が続き、離婚訴訟の最中に今回の傷害容疑での告訴にまで発展した」と主張している。
ファン・チョルスンをめぐる騒動は、今後もさらに波紋を広げそうだ。
（記事提供＝OSEN）
