世界中で進化を遂げる日本食の魅力を深掘りする『NHKスペシャル 新ジャポニズム 第3集 FOOD 日本食が〝世界化〟する』が、3月23日午後9時から放送される。ナビゲーターを務めるのは、俳優の横浜流星だ。
今、日本食が世界中で大きな進化を遂げている。その立役者は、世界に約19万軒ある日本食レストランの大半をしめる外国人の経営者。日本食に魅了された外国人たちの手によって独自の形に発展し、世界に広がっているという。
番組では世界各国の多種多様な日本食レストランを取材。去年12月にサウジアラビアでオープンした「超高級」居酒屋レストランに密着すると、客が思い思いの料理を注文し、分け合い、談笑するという居酒屋のスタイルが人気の秘密だと判明する。ほかにもアメリカの「OMAKASE(おまかせ)」、フランスの「IKEJIME(いけじめ)」、ブラジルの「TEMAKI(手巻き寿司)」など、世界中でうごめく日本食の今を取材していく。




56年連続でミシュランの3つ星を獲得しているフランスの老舗レストラン。そこで腕を振るうフランス料理界の巨匠、ミッシェル・トロワグロは、100回以上来日するほど、日本食の影響を色濃く受けたフランス料理を作っている。昆布とかつお節のだしに、白ワインやバターなどを加えて煮詰めてソースを作っているのだ。トロワグロは「最小限の食材を使って、どのように素晴らしい一品を作るか。これが、日本が私に教えてくれたことです」と語る。
