女優・タレントとしてドラマで活躍する岡田結実が、9日都内にて『岡田結実フォトブック ゆいしょ。』(東京ニュース通信社刊)の発売記念会見に登壇し、報道陣の囲み取材に応じた。
岡田にとって1st写真集&フォトブック発売から約7年ぶりの発売となる今回のフォトブック。同作は大のサウナ好きである岡田にとって、“サウナ”を大きなテーマに据えた意欲作となっている。撮影の舞台裏や“初”となる全身水着のカットのほか、25歳を迎えるタイミングでの心境などを赤裸々に語った。


発売が決まった際の心境を問われると、岡田はサウナライフマガジン「SAUNA BROS.」との関わりについて触れ、「お世話になっているSAUNA BROS.さん、大好きなサウナ、そして人生の節目の25歳、その3つが重なったところで、こうやって『岡田の歴史に残る1冊』を発売できるっていうのは、ほんとに心から嬉しかったです」と喜びを語った。続けて「未だにちょっとまだ、発売を実感してないですね」と笑顔を見せた。
「サウナのどんなところが好きか」との質問に岡田は、「難しいですね」と苦笑い。「仕事をしていると『あの子になりたい』『あの人が羨ましい』とばかり考えてしまって、すごく悔しい日々が多かったんです」と告白した。自身を「闘争心あるタイプ」と分析する彼女だが、サウナに出会ってからは「羨ましいではなく、素敵だなとポジティブに考えられるようになりました」とサウナがもたらした心の変化について語った。

また、サウナのリラックス効果を実感するだけでなく、「全てにちゃんと感謝できるようになったのがサウナのおかげかなと思います」と明かし、「呼吸できることや大地の存在など、小さいことへの感謝も自然に湧いてきます」と、価値観が大きく変わるきっかけになったと振り返った。
お気に入りのショットを問われた岡田は、樽の水風呂に浸かった写真を紹介。「多分普通に生活してたら出せない、サウナじゃなかったらあの表情は出せなかったんじゃないかなと思いました。そしたら周りの人も『これいいよね』って言ってくださって、自信を持ってその1枚にさせていただきました」と目を輝かせて語った。

初の全身水着ショットについて話が及ぶと、「ちゃんと水着っていうのは初めてだったので、ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑い。これまでNGにしていたわけではないそうで、「私は結構体型維持下手くそなタイプなので、『仕上がった時に見せようね』みたいなっていうのは事務所の方とお話させていただいて」と説明した。
さらに「水着を出すってやっぱ結構ハードルが高い」と前置きしつつも、「今はサウナだから自然になれるっていう流れで、すごくそういうナチュラルな風に出したいなって思って、この機会に出させていただきました」と語り、今回の挑戦に対するポジティブな思いをうかがわせた。
写真の仕上がりに対する周りの反応を尋ねられると、岡田は「まだ家族には渡せていないんですけど、番組で関わっている方にはお渡しできました」と切り出し、「『ナチュラルな、素から出る美しさがあって、いいね』ってすっごい褒めていただいて」と笑顔を見せた。
また、大阪で行われたファンへのお渡し会でも「今までと見た表情と全然違う表情で、すごく魅力的」という声が相次いだそうで、「それが今のところの評価だと思います」と満足げに語った。

会見の終盤には、ファンやスタッフ、家族への感謝がこみ上げたのか、思わず涙ぐむ場面も。「すごい幸せだなって思ってるので、その幸せを自分のものだけじゃなくて、みんなにちゃんと共有したいなって改めて感じました。今辛いことが多い世の中だと思うんですけど、こう少しでも明るくできるように、こんな私ですが頑張っていきたいので、今日も明日もずっとよろしくお願いします」と涙ながらに語り、「やばい、パパに泣くなって怒られちゃう」と照れ笑いをみせた。


