歌手の堀ちえみと夫の尼子勝紀氏が1日、都内にて共著の書籍「人生の悩みをシンプルにする50の言葉」(主婦と生活社)の発売記念取材会に出席。同書に込めた想いを明かし、堀が現在の状況と今後の抱負を語った。人生の悩みをシンプルにする50の言葉¥1,650(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)Amazon楽天市場 同書は2019年2月に舌がんのステージ4と診断され療養に専念した堀と堀を支えた尼子氏との間で交わされた言葉を軸にした書籍。 夫婦揃って取材会場に登場した2人。堀が昨年40周年のアニバーサリーライブを実現し「今年もライブをコンスタントにやれるまでになりました」と現在の状況を説明。「ここまでやっとたどり着けたなというふうに思っております」と実感を込めて語った。 「ここまで支えてくださった医療従事者のみなさま、そして家族の支え、スタッフのみなさんの支え、ファンのみなさまの支え、そういったものがなければ自分は生きてこれなかったかなと。振り返ってみてもそう思います」と家族をはじめ周囲の大きな支えがあったことに言及。「闘病してきた私の方の気持ちというものは今までに色んなメディアのみなさまを通して話してきましたが、支えてきた患者の家族側の気持ちということも今回この本に書かせていただきました」といい、夫である尼子氏を紹介した。 マイクを持った尼子氏は「励ますときにどういう言葉を掛けたらいいのだろう、こういう言葉を掛けてみたらどうだろうということを色々と考えながら、どういう会話があったのかということを1冊の本にまとめさせていただきました。ぜひ、みなさまにお手に取っていただき読んでいただきたいと思います。また、がん患者の方、そのご家族の方にもぜひお読みいただきたいと思っています」と同書にかけた想いを言葉にした。 現在の状況を尋ねられると堀は「この2月……3月かな。先生から『完治』という言葉をいただきました」と明かした。尼子氏も「『完快』ではなくて『完治』という言葉をちょうだいしまして、『がんに完治があるのか』と本当にびっくりしました」と当時の様子を振り返った 今後の抱負の話題では、堀は「ライブで歌を歌って全国を回りたいなと思っています。体調も万全ですし、話すよりも歌う方が言葉がしっかりと言えているみたいなので全国を回れたらいいなと思っています。45周年に向けて歌を歌っていきたいと思います」と目を輝かせた。 尼子氏が「できる限りサポートはしたいと思っています。周年もそうなのですが還暦のライブもしたいなと思っていますので、そこに向けてがんばっていきたいなと思います」と告げると、現在57歳の堀は「還暦か」としみじみと言葉にしていた。