映画『BISHU ~世界でいちばん優しい服~』の完成披露上映会が26日、TOHOシネマズ日比谷で行われた。主演の服部樹咲をはじめ、岡崎紗絵、吉田栄作、長澤樹、黒川想矢、知花くらら、清水美砂、西川達郎監督が登壇した。
服部樹咲は、映画『ミッドナイトスワン』での演技が評価され、本作で長編映画初主演を務める。彼女は「『ミッドナイトスワン』から4年が経ち、新しい私の姿をお見せできることを楽しみにしています」とコメント。発達障害を持つ神谷史織を演じた服部は「服を作りたいという事に走っていく役どころ。ピュアで可愛らしい史織が気に入ったので、そこを上手く表現できればと思いました。史織の周りには優しい人しかいなかったので撮影中も幸せでした」と振り返りながら「機織り練習も撮影前に工場を見学させていただいて、作業の練習をしました」と熱のこもった役作りを明かしていた。主題歌も初歌唱。服部は「昔から歌うことが好きだったので、いつかお仕事で歌えたらいいなと思っていました。それがまさか初主演映画で歌わせてもらって…。嬉しかったです。歌詞と映画の内容がリンクしていてダイレクトに映画の想いが伝わる曲になっています」とアピールしていた。
岡崎紗絵は服部樹咲との初共演について「初めてお会いした時から可愛くて、声を聞くだけでも幸せでした」と述べ、吉田栄作は服部について「これから俳優として人間として色々な経験をしていくと思うので、今後また5年10年経って別の現場で会うのが楽しみです」と将来を期待していた。
映画タイトルにちなんで、キャストたちは「世界でいちばん優しい○○」を発表。服部樹咲は「世界でいちばん優しいお客さんです」と感謝を表し、「映画を楽しんでいただき、感想の口コミも優しくお願いします」と呼びかけた。
本作は、愛知県一宮市の尾州地域を舞台に、発達障害を持つ高校生の史織と家族や親友との希望を描くオリジナルストーリーだ。10月11日に先行公開、10月18日に拡大公開される。