iPadブロガー兼YouTuberのshotaさんのデスク環境のコンセプトは、「仕事も趣味も全部ここで完結させる」。1日の多くの時間をデスクで過ごすshotaさんにとって機能性は最重要と言っていいだろう。
デスクには電動昇降機能を備えたFlexiSpot E7を採用し、体に合わせた高さ調整が可能だ。幅180cm、奥行き60cmの杉板の天板は、必要なガジェットを配置しつつ余裕のあるスペースを確保。この広さにより、キーボードやマウスを左右に動かすだけで、メモ書きや撮影のためのスペースを瞬時に作り出せる「片付けらくらくシステム」を実現した。
入力デバイスにもこだわりがある。キーボードはタイピング感と打鍵感の良いNuPhy Air75を使用し、マウスはAppleのMagic Mouseを愛用している。Magic Mouse は一般的なマウスと異なり、上面でiPhone やiPadのようなスワイプジェスチャーが可能だ。shotaさんは「マウス操作の回数が多い仕事をしていた時に腕が痛くなったので、Magic Mouseに切り替えました。こちらに切り替えてからはだいぶ軽減されたので、そこからずっとMagic Mouse を使っています」と語る。長時間の作業による肩こり軽減には、Delta Hub のArmrestを導入した。
さらに、キーボードの左側にはMagic Trackpadを配置。拡大縮小が必要な時や、右手がふさがっている時にマウス代わりに使用するという。「サブのマウスとして置いておくと、かゆいところに手が届くデバイスです」とshotaさん。ベタタッチツールというアプリを使用することで、各スワイプ操作に様々なアクションを追加でき、メインマウスとして使用しなくても十分に活用できるそうだ。
また、shotaさんは2018年モデルのiPad Pro 11インチをサブディスプレイとして活用している。MacのSidecar機能を活用することで、iPadをMacの拡張ディスプレイとして使うだけでなく、MacにつないだマウスやキーボードをiPadOS上でシームレスに操作しているという。
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shota さんにとって、猫との共存もポイントだ。冬は足元用パネルヒーターに無印良品の厚手のハーフケットをかけることで、猫たちが暖を取れるようにしている。また、デスク周りの収納や配置を工夫し、猫が遊んでも安全な環境を整えた。飲み物にはサーモスの蓋付きタンブラーを使用し、猫の毛が入るのを防いでいる。自身の快適性と猫にとっても過ごしやすい環境づくりを意識しているところに、彼の優しい人柄が感じられる。
収納面では山善のデスクワゴンやコクヨの収納ボックスを活用。必要なものを近くに置きつつ、デスク上をすっきりと保っている。猫との共存を考慮して配置されたこれらのアイテム選びからは、安全性と使いやすさを両立しているのが見て取れるだろう。
このようにshota さんのデスク環境は、作業効率と快適性を追求しつつ、猫との調和を図る工夫が随所に見られる。機能性と美観、そして愛猫との共存を考えバランスを取った空間づくりが、shota さんのデスク環境の哲学だ。その結果、機能的で快適でありながら、猫との幸せな暮らしを実現する理想的なワークスペースが生み出されているのである。shota さんは動画のほか、ブログ「25歳の壁」でも情報発信をしている。