大河ドラマ初出演の泉が演じるのは、『和泉式部日記』の作者であかね/和泉式部役。まひろとは、四条宮の和歌を学ぶ会で知り合う。親王二人に愛された、恋多き華やかな女性であり、和歌には突出した才能を持つ。やがて彰子の女房となる。
一方、渡邊が演じるのは道長の嫡男・藤原頼通役。権力者の父のもと、若くして出世していく。しかし政治に興味がなく、父には尊敬と反発の複雑な思いを抱き続ける。のちに宇治に平等院を造営する。
泉は今回の決定に「憧れであり、目標のひとつでもあった大河ドラマに出演でき大変うれしく思います。多くの男性を魅了したといわれる和泉式部は恋多き女性のイメージですが、今回の大石先生が描かれる脚本では、当時としては珍しく前衛的な人物像だったのではないかと新しい気づきが得られます。愛らしいだけではない、多彩な魅力を持つ和泉式部を表現できるように精いっぱいつとめたいと思います」とコメント。
渡邊は「忠義に溢れながら、父である道長の助言すら意に介さず押し切ってしまうほどの純粋な愛情にも溢れる男性であると思っています。そのような男性を演じることに喜びと責任を感じています。父である道長の影響を良くも悪くも受けた頼通を、丁寧に1000年前の空気を目一杯纏いながら演じられるよう努力したいと思います」と意気込んだ。