現在開催中の“LIVE EMOTION”は、杉山清貴(Vo)、髙島信二(G)、吉田健二(G)、大島孝夫(B)西原俊次(Key)のオリジナルメンバーに、病気療養中の廣石惠一に代わって小川幸夫(Dr)を迎え、そして大阪哲也(Key)、Juny-a(Per)というおなじみのサポートメンバーと共にツアーを回っているが、横浜公演には吉澤達彦(Tp)半田信英(Tb)を加え、さらにコーラス(16日のみ)に木戸泰弘、比山貴咏史を迎える。
杉山清貴&オメガトライブは1983年にデビューし、シングル7作、アルバム5作を発表し人気絶頂の中、1985年に解散。わずか2年8ヵ月という活動期間で、全国ツアーも解散ツアーを含めて3回しか行なっていない。ちなみにこの解散ツアーには、その前に脱退していたギターの吉田健二は参加していない。今回のツアーは“完全体”で解散ツアーのセットリストをやりたいというメンバーの強い思いがあったという。
その後オメガトライブは2004年に再結成し3公演行ない、2018年杉山の日比谷野音でのライヴで35周年を記念して復活、2019年にも同所でライヴを行なった。そしてこの年には全国ツアー(12会場で13公演)を行ないファンを喜ばせた。このツアータイトルが「Last Live Tour」、そして現在敢行中のツアーには「ファイナルツアー」という文字が躍っている。
これについて杉山は「言遊びですよ(笑)。真剣に受け取ってしまっても、そうじゃなくても結構ですよという気持ちです。ただ年齢的にも全員が60代半ばになるので、今しかできないという気持ちが強いので今回『ファイナルツアー』と名づけました。またできそうだったら『セカンドファイナル』にすればいいよね…僕達はそんなノリなんです(笑)。とにかく楽しいことしかやらないです(笑)」。