体操のバルセロナ五輪銀メダリスト・池谷幸雄が1日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、東京五輪出場選手へのSNSでの中傷についてコメントした。 番組では、水泳の瀬戸大也をはじめ、卓球の水谷準、サーフィンの五十嵐カノア、体操の橋本大輝らがSNS上で中傷の被害に遭っており、体操の村上茉愛も試合後、「嫌なコメントを見てしまって残念」と涙ながらに訴えたことが紹介された。 村上を自らの体操クラブで育ててきた池谷は、「小さい頃からよく知っているが、メンタルが強い。明るくて」としつつも、「そういう中傷があると、どうしても目に入るとショックはショックだ」と村上の心情を思いやった。 さらに池谷は「誹謗(ひぼう)中傷を書いてくる人は、戦ったことのない人。やっている選手も審判も真剣だ。本気で戦ったことがあれば、絶対にそんなことは書けない」と指摘。「たらればを書いてくる人がいるが、それができないから、試合、オリンピックだ」と述べ、結果だけを見て後講釈するのは間違っていると強調した。 MCの爆笑問題・太田光は「選手はみんな若いから、こういうことは今後も起きてくる。大坂なおみ選手もバッシングされた。メンタルが弱っちゃうことについては、そっちのケアも考えていかないと。どういうふうに克服するか、無視するかも大事になる」と述べ、中傷に遭った選手へのケアも重要だと指摘した。