欅坂46が、ラストライブ「THE LAST LIVE」を10月12・13日の2日間にわたって開催した。
2016年4月にデビューした彼女ら。今回はコロナ禍ということもあり、無観客配信ライブとなったが、広大な会場をフルに活用した舞台セットで、2日間全く異なるセットリストのライブを展開した。まずは初日、デビュー曲「サイレントマジョリティー」でスタートを切り、続いて「大人は信じてくれない」「語るなら未来を・・・」といった初期からの人気ナンバーを披露。
メインステージに設置されたボックスセットの中で始まった「月曜日の朝、スカートを切られた」では、メンバーが電車内で歌っているかのような空間演出が繰り広げられた。ユニット曲「カレイドスコープ」では上村莉菜・原田葵・井上梨名・武元唯衣・藤吉夏鈴・森田ひかるの6人が柔らかい笑顔を見せ、ギターを手に橋のセットに登場した小林由依は、「渋谷川」をのびのびと歌唱。
MCなし、衣装チェンジもなしで12曲目「避雷針」まで披露した。その後、場内が暗転すると、「不協和音」のオリジナル衣装に身を包んだメンバーの姿が。無数のレーザービームが交差する中、センターの菅井友香が「僕は嫌だ」と力の限り叫んだ。
ラストライブ2日目は、「危なっかしい計画」でスタート。「手を繋いで帰ろうか」では菅井と守屋茜がメインステージを飛び出し、広い客席ステージでキュートな追いかけっこを繰り広げた。さらに、「二人セゾン」「太陽は見上げる人を選ばない」などを歌唱。プロジェクションマッピングや水を使った演出など、さまざまなアプローチで全33曲をパフォーマンスしその雄姿を届けた。
なお、2日間のチケット購入者は一日目8万人、二日目11万人の合計19万人(推定視聴総数57万人)を記録。この公演をもって、約5年間にわたる活動に幕を閉じた。