辰巳は、アメリカやメキシコ、ギリシャなど、Googleストリートビューの世界中の風景を独自の視点でアレンジするイラストレーター。作品は、伊勢丹の広告やフランスのアパレルブランドのデザインに採用されるなど、各方面で高い評価を受けている。
2017年には、絵の練習の一環で世界中のストリートビューの風景をイラストにし、100日間連続でインターネットに投稿。大きな反響を呼び、仕事の依頼が舞い込むようになった。海外でも展示会を開催するなど人気が高く、今年はスペインでの個展も予定していたという。
しかし、コロナ禍により、個展は無期限延期に。国内のイベントも延期になってしまった。途方に暮れた辰巳だったが、国内外から寄せられたSNSのメッセージをきっかけに自分の絵が人の役に立っていることを実感したという。また、今まで描き続けてきたことが報われた瞬間でもあったと話す。絵画の世界に生きる道を見つけた、辰巳の7つのルールとは?