今回紹介する、幸楽苑の「チョコレートらーめん」「ホワイトチョコレートらーめん」(3月11日までの期間限定メニュー 両商品とも税込640円)を食ってこい、と編集部から言われたときの心境が、まさにそれっすよ。こんなもん食うのユーチューバーしかおらんだろ! このらーめん、日本の悪しき習慣であるところのバレンタインデーに引っ掛けて開発されたらしいんですけども。そりゃあ思いついたときは「これだ!」って思ったかもしれない。けれど、そもそもバレンタインデーに必要なのかと。なんかもう、プレスリリース見てもノリノリだし。
なんか動画のCMまで作ってるし!
しかもググると、ネットでもけっこう人気あるんですよね。なんかもう、僕なんかはチョコ貰ったことないので(除:母親)、バレンタインデーっていうだけでもう、できれば避けて通りたいのですが、ひとまず食べに行ってきました。
さて、幸楽苑のカウンターに座りオーダーしたのですが、もうね、恥ずかしい。オッサンであるところの僕が一人で「ちょ、チョコレートらーめん」とかさ。試したい方は、少なくとも2人以上で行ったほうがいいっすよ。「面白半分で食べに来ました」オーラを放ったほうが。ちなみに今年からホワイトチョコレートらーめんも登場したらしいのですが、今回はスタンダード(?)な普通のチョコレートらーめんを頼みました。
待つこと数分。チョコレートらーめんが運ばれてきました。意外と違和感ないですね……と言いたいところなのですが、濃い色のスープの真ん中に、板チョコが不時着したかのように乗っかっていて、スープに浸っている箇所がすでに溶け始めているっていうね。

そして真ん中に刻みショウガが置いてあって、「おいこれ明らかにチョコを中和するためのもんだろ!」と思ったのですが、あんまり恐れていても仕方ないので、まずはスープから。

あれ? 見た目からしてドロっと甘いのかなと思いきや、いつものウマい幸楽苑のらーめんな味ですよ。普通にしょうゆらーめんってところで、ほ~んのりまろやかさを感じるところが、相違点でしょうか。

「なーんだ、イケるじゃん」と思ってひたすらズバズバと食っていったのですが、気がつくとね、いねーんですよ。ヤツがいねえ……。ヤツってのは、チョコレートなんですけれども。安心してらーめんをかっこんでいる間に、スゥ~っと姿を消しちゃったわけ。ていうか、溶けやがった。多少誇張してますが、チョコの大半が溶けてたんですよね。

そしてここからが本番というか、チョコ濃度マックス地帯に進撃してみましたよ。チョコを絡めてずずーっと口に入れてみた! ゴアァァァァァ! 無理ィィィィ! やっぱこのらーめん間違ってるー! ……とは全然ならず、むしろ甘辛系の食い物的な? 一緒にするのはどうかと思いますが、すき焼きだって砂糖が入っているわけで、結局甘いからってお菓子とは限らないんですよね。そして、チョコレートってやっぱりコクがあるから、それも効いてくる。
あ、忘れてはいけないのがショウガですが、正直、コイツはなんで入っているのかイマイチわかりませんでした。
こうなると、溶けたチョコはもうらーめん全体に行き渡ってきていて、チョコ風味が平準化された状態に。甘さはまったく感じなくなり、むしろチョコのコクと言うかまろみ? というかが広がっている形となりました。たぶん、これがチョコレートらーめんの本来の姿なのかなと。いつもの幸楽苑らーめんに、コクとまろやかさが加わったイメージですね。甘さはほぼ感じませんでした。そして、最後までけっこう普通にガツガツ食えてしまいましたよ。
というわけで完食! チョコレートらーめんは、好き嫌いはあると思いますが、チョコを溶かして全体に行き渡らせる限りに於いては、特に「チョコレートがぁ~」的なゲテモノ食いを心配する必要はないですね。普通の、ちょっと話題のメニューとして試してみても、いいのではないでしょうか。そしてね、気がついたのですが、げに恐ろしきはらーめんの力ですよ。らーめんの味の強さってのは、チョコレートが少し入ったくらいでは揺るがないのね! チョコレートを因数分解(?)すると、「甘さ」「コク」「ほろにがさ」に分けられると思うけど、らーめんはそれらチョコレートの良さを飲み込んで、さらに進化するのだ的な。なるほどいろいろな種類のラーメンができるわけだと。どんなものが入っても、らーめんはらーめん足り得るのだなあと、感じ入った次第です。
