ゲストには、由紀さおり、坂本冬美、東京スカパラダイスオーケストラ(ホーンセクションメンバー)、城田優、東啓介、BROAD6といったメンバーが登場。ライブは、1日2ステージ公演で、「歌手マルシア」と「ミュージカル女優マルシア」の、それぞれの側面から選曲した様々なジャンルの名曲の数々が、各公演まったく異なる構成で披露された。
1stステージは「私を育てた歌謡曲~ブラジルから日本へ~」と題して、恩師・猪俣公章が作曲しテレサ・テンが歌った「空港」や、由紀さおりと「夜明けのスキャット」、坂本冬美と「大阪ラプソディー」など、日本のスタンダードナンバーの数々が披露。東京スカパラダイスオーケストラとは、美空ひばりの「リンゴ追分」とマルシアのデビュー曲「ふりむけばヨコハマ」をスペシャルアレンジで歌いあげた。
アンコールに迎えられたマルシアは、30年を振り返り「今日があるのは、これまでたくさんの方に支えて頂いたおかげです」と感謝の言葉を述べて、涙も。そして「年齢や立場は関係なく、いつだって人生は楽しめるし、本気と勇気と元気があれば、奇跡だって起きると信じています。これからもその想いを音楽で伝えて、少しでも皆さんの人生のお役にたちたい」と抱負を語り、その想いを込めた新曲「ALEGRIA」(アレグリア)を熱唱。最後はゲストも交えて大合唱となり、感動のフィナーレとなった。
なお、この新曲は、元THE BOOMの宮沢和史が作曲し、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦がマルシアの人生を歌詞にした一曲。ポルトガル語の“喜び”を意味するタイトルとなっている。