同ドラマの舞台となるのは戦国時代。ザビエルがキリスト教を伝来して以来、九州を中心に信者を増やしてきたイエズス会。ヴァリニャーノは、布教を一気に進めるためにある秘策を思いつく。それは、日本各地に神学校セミナリオを作り、そこで学んだ優秀な少年たちをヴァチカンに連れて行きローマ法王に謁見させるというものだった。
選ばれた4人の少年たちは、織田信長に謁見し、「旅に出よ。海の向こう、見知らぬ国に行って参れ」という命を受け、長崎を旅立つ。見知らぬ外国での幾度もの苦難を乗り越え、果たして彼らは無事にローマ法王に謁見することができるのか?!彼らが求める疑問「イエスの愛とは何か。
同ドラマでは、吉川晃司が織田信長を熱演。今回解禁された映像では、吉川演じる織田信長にフューチャー。吉川がNHK大河ドラマ『天地人』(2009)以来、10年ぶりに演じる織田信長はどのような仕上がりなのか、要チェックだ。そして、映像の中に登場する信長の背後にあるのが、幻の金屏風。この金屏風は、織田信長が、戦国時代を代表する画人だった狩野永徳に、安土城と安土の街の様子を描かせた幻の金屏風「安土城図屏風」。
日本での布教を進めていたキリスト教イエズス会の巡察師ヴァリニャーノに、ローマ法王への献上品として託された。そして金屏風は天正遣欧少年使節と共にヴァチカンに届けられ、ヴァチカン宮殿の「地誌廊」に飾られていたとの記録があるが、現在は行方不明になっている。同ドラマでは、現代の画家宇田妙子氏の手により再現された「安土城之図」を元に、実物大の金屏風をドラマを彩る小道具として作成。信長との謁見シーンなどで華やかに飾られている。
貴重な金屏風とともに撮影された織田信長のワンシーンのビジュアルにも注目のドラマ『MAGI-天正遣欧少年使節-』は、「Amazon Prime Video」で独占配信。