有働由美子アナウンサーが27年間勤めていたNHKを3月31日付で退社していたことが分かった。本日3日、退社についての考えや同局への感謝の想いなどを綴り、NHKを通じて発表している。 発表されたコメントによれば、退社の理由は自身の思いが捨てきれなかったため。「以前から抱いていた、海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をいたしまし」とコメントしている。 NHK紅白歌合戦で司会を務めるなど、同局で活躍した有働アナは、3月7日放送の『あさイチ』(NHK)冒頭で3月での番組降板が発表され、今後の動向が注目されていた。 以下、コメント全文。「 平成30年3月31日付でNHKを退職させていただきました。 27年間勤めさせていただいたNHKにはたいへん愛着があり、定年までしっかり働き続けようと思っておりましたが、以前から抱いていた、海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断をいたしました。 27年前、何も知らない出来ない人間だった私を、ここまで育て上げてくださり、活躍の場をくださったNHKに心から感謝すると同時に、今この気持ちを応援してくださるという懐の深さに改めて感謝しています。 今後、有働由美子という一ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります。 最後になりましたが、志を同じくした同僚、スタッフ、共演者の皆様、そして何より、こんなヘンテコなアナウンサーを辛抱強く見守り続けてくださった視聴者の皆様に、心からの感謝と御礼を申し上げます。視聴者の皆様のお声なしにはここまで来られませんでした。 新年度から新たなスタートを切る『あさイチ』の門出を邪魔したくなく、ご報告が遅れましたことをお許しください。 平成三十年三月三十一日 有働由美子」