羽生選手は映画『陰陽師』の主題歌「SEIMEI」で華麗な演技を披露。冒頭の4回転サルコーに成功すると勢いに乗り、続く4回転トーループも成功。3回転フリップについても決めて、後半は4回転サルコーと3回転トーループの連続ジャンプに成功。その後、連続ジャンプが予定されていた4回転トーループの着氷でバランスを崩して2本目が跳べないミスがあった。さらに、得意のトリプルアクセルから3連続ジャンプを決めたが、最後の3回転ルッツの着氷でやや前のめりになり、後続の演技終了を待った。
ライバルでショートプログラム2位のハビエル・フェルナンデスは序盤に4回転トーループと4回転サルコーと2回転トーループの連続ジャンプに成功したが、後半の4回転サルコーが2回転になるなどのミスがあり、フリーで197.66点、合計305.24点に留まる結果に。
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また、ショートプログラム3位の日本の宇野昌磨選手は冒頭の4回転ループで転倒したものの、4回転フリップ、3回転ループに成功。演技後半のトリプルアクセルもこらえたが、4回転と2回転の連続トーループは2本とも着氷が乱れてしまった。フリーの得点は202.73点、合計306.90点で羽生選手に続く2位、銀メダルを獲得した。
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この結果、羽生選手は66年ぶりの連覇を達成し、涙。平昌五輪で日本選手団初の金メダルをもたらした。