Galaxy Noteシリーズに付属する「Sペン」は、ビジネスツールとしてのスマホの価値も飛躍的に高めてくれるアイテムだ。普段はNote8の本体に装着しておいて、使う時にはボタンをクリックするようにSペンの背面を押して引き出す。Note8では本体だけでなくSペンもIPX5/8対応の防水仕様、IP6X対応の防塵仕様になった。

Note8には本体がスタンバイ状態の時にもペンを引き出して、黒画面に白文字でメモを書いて残せる「画面オフメモ」機能が新設された。電車に乗っていたり、食事中に原稿のアイデアが浮かんだときに走り書きを残せるのでとても便利だった。ノートを保存して、スタンバイ時にも画面の一部に時計やカレンダーを表示したままにできる「Always On Display」に、直近で忘れないように書き留めたメモを貼り付けることもできる。


Sペンの先端は0.7mmと細く、4096段階の筆圧を感知できる。小さな文字や繊細な図形も思いのまま描ける。ペン先はラバー製なので使い込むほどにすり減ってくるが、交換部品も用意されているから安心だ。

Sペンのサイドにあるボタンは、スマホを起動している時にクリックするとSペン関連のメニューが並ぶ「エアコマンド」のインターフェースを一発で呼び出せる。長押しして画面をなぞると消しゴムツールが起動する。Sペンを駆使しながら使える機能は、ほかにもWebページなどの画面をキャプチャーして手書きのメモを書き込める「スマート選択」や、長文のメールも画面全体をキャプチャしてから手書きメモを足せる「キャプチャ手書き」などがあり、仕事で使う機会も見つけられた。Sペンで書いた文字を筆跡の通りにアニメーション化してスタンプとして送れる「ライブメッセージ」もユニークな新機能だ。メッセージを受け取る相手がNote8のユーザーでなくてもGIFアニメとして表示される。
