女優や歌手として活躍する原田知世は現在、デビュー35周年を記念した映画祭「映画と私」をヒューマントラストシネマ渋谷で開催中。11日には、「SPECIAL MUSIC DAY」と題して、ライヴ映像作品『MELTING SUN & ICE MOON』が初めてスクリーンで上映され、上映前にはトークショーが行われた。
そして、後半は音楽プロデューサーの伊藤ゴローが加わり、ライヴ映像作品『MELTING SUN & ICE MOON』についてトーク。このトークショーにあたり久しぶりに作品を見直したという原田は、「懐かしさとともに、ステージ上にいるメンバーやステージから見た観客の方のイメージを鮮明に思い出しました」と語った。それに対し伊藤が「当時の(原田の)雰囲気は、全体的に緊張感があったよね(笑)」と振ると、「あのときのステージは、目線や身体の動きにも決まりがあったので、どちらかというとお芝居をしているような感覚でした」と返した。
トークショーの最後には、35周年記念アルバム『音楽と私』収録の「ときめきのアクシデント」を伊藤のギターをバックにしっとりと歌唱。思いがけないプレゼントに観客からは大きな拍手が送られた。原田知世映画祭「映画と私」は、18日まで開催。17日上映の『彼女が水着に着替えたら』と18日上映の『私をスキーに連れてって』の2本は、貴重な35mmフィルムでの上映となる。なお、原田知世は35周年記念プロジェクトの一環で、ここ10年間分のベスト・アルバム『私の音楽 2007-2016』を23日にリリースする。また、ライヴDVD『MELTING SUN & ICE MOON』も同日再発売される。