au HOMEは今年7月下旬のテイクオフを目指して準備が進められているスマートホームのサービスだ。「au HOMEアプリ」(iOS/Androidの両方に対応)をインストールしたスマホで、家庭内に設置したセンサーやカメラを搭載するネットワークデバイスを操作。遠隔地から家族とコミュニケーションをしたり、留守中にも家の中を見守れるセキュリティサービスを提供する。
au HOMEをスタートする目的は「ユーザーひとり一人の生活を豊かにするためのライフデザインをauが描いて提案することの一環」であると田中氏が壇上で語っている。「固定回線とスマートフォンの両方を提供しているauだからこそ、スマートホームのプラットフォームをベーシックなところから構築して提案できる強みがある」と述べる田中氏のコメントは説得力のあるものだし、日本国内では特に“スマート家電”を開発・商品化するエレクトロニクスメーカーが共通のプラットフォームづくりに苦戦しているいまだからこそ、auがスマートホームやIoTへの注力を高らかに宣言することには大きな意味がある。