2012年から開催している「全日本製造業コマ大戦」が現在、クラウドファンディングサイト「JapanGiving」で“年間サポーター”を募集中だ。 「製造業町工場のモチベーションがアップするものはないだろうか?」(協会理事長の緑川賢司さん)と考えていた時に思いついたのが小さなコマだった。どこの工場でも負担なく作れるコマを戦わせ日本一を決めるというユニークさが大きな反響を呼び、「全日本製造業コマ大戦」はテレビや新聞でも特集を組まれるようなイベントになる。 全日本製造業コマ大戦といえば、中小製造業におけるオープンファクトリー的な技術の祭典の走りになったイベントとしても知られている。各事業者が自作のコマを持ち合い、土俵の上でいかに回り続けられるかを競う。コマの直径は20mm以下と、一円玉以下。円形の土俵は中心に向けて傾斜がつけられており、いわゆる喧嘩ゴマの要領でぶつかり合い、相手をはじき出しても勝ちとなる。 4月1日にはクイーンズスクエア横浜 クイーンズサークルで、第三回目となる全国大会の開催が予定されている。今では年におよそ50回の開催を行っており、多くの中小製造業が参加している。参加事業者にとっては社内の意識改革につながるとともに、円滑な社内コミュニケーションのひとつとして理解されているようだ。 全日本製造業コマ大戦の大きな目的は日本の製造業、町工場に活力を与えることにある。彼らの士気を高めるイベントを、ぜひとも応援してもらいたい。