結局この相談には乗らなかったが、時代が時代ならば、渋谷区役所や渋谷の観光協会と連携したビジネスを私も考えていただろう。同じ席のやはりインドネシア人富裕層には、「Between Roppongi St and Aoyama St(注:外苑前駅~表参道駅の青山通り沿いおよびその周辺は大規模な再開発地域となっている)ならいくらでも案件がほしい」とより玄人好みの話を持ち出す人もいた。もう4年前の話だが、この時のシンガポール在住インドネシア人富裕層の間では、東京都心への不動産投資が大きくクローズアップされていたということになる。今もトレンドとしてはあるのだろうが、視点は別の方向に向かっているようだ。渋谷や南青山はそもそも集客力のレベルが高いので参考にならないかもしれないが。