GoogleとSlackは現地時間7日、両社の共有顧客により深い統合性をもたらすことを目的として、戦略的パートナーシップを締結することで合意した。これにより可能になるのは、以下の5つ。■Googleドライブのボットが登場 Slack内に登場するGoogleドライブ のボットによって、ユーザーはGoogleドキュメントやスプレッドシート、スライドに関する通知が受けられるほか、Slackから直接コメントを加えることもできるようになる。 もちろん、ボットによる通知から、直接ファイルを展開することも可能だ。■ファイル共有設定を自動で判別 Googleドライブでは、きめ細かな権限設定が可能となっているが、時にその設定が面倒な時もある。 両社の提携では、共有されているファイルに、適切なユーザーがアクセスできるように自動設定する機能が付与される。 つまり、ファイルがチャンネル内で共有された場合、Slackは自動的にファイルへの閲覧権限をメンバーに付与してくれるというわけだ。■チャンネルをチームドライブに接続 今回の提携では、Googleがビジネスユーザー向けに展開しているチームドライブとも連携が果たされる。 Slackのチームチャンネルにアップロードされた新しいファイルは、自動的にチームドライブにバックアップされ、チームドライブにおけるアップデートはSlackで共有されるようになる。 高度なクラウドストレージ管理が必要なユーザーには、Slackにアップロードされたファイルのメインデータ保管庫として、チームドライブを使用するオプションも提供される。■SlackでGoogleドキュメントをプレビュー さらに便利な点として、Slackから直接、Googleドライブがプレビューできるようになる。 プレビューの際には権限が必要だが、Slack側で編集権限の有無を判断し、仮に編集権限がなければ、編集者側に通知するように設計されている。■G SuiteからSlackのプロビジョニングが可能に 管理者は、Gスイートの管理コンソールから、社内のSlackをプロビジョニングできるようになる。 同機能は新しいSlackチームだけでなく、既存のSlackチームでも機能し、大規模な組織では特に有効であることがアピールされている。 こうした、両社の提携によって提供される新機能は、2017年前半から利用可能となる予定。
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