■撮影した写真・動画を比較検証する 撮影した写真を比べてみよう。作例については本稿の写真リストからご覧いただきたい。 はじめにトマトの写真を撮ってみた。Xperia Z5 Premiumの方がやや色味があっさりとしている。iPhone 7 Plusは少し実物よりも派手めに写った印象だが、色彩が鮮やかに出せた満足感がある。続いて、やや薄暗いカフェの店内でディナーの皿を撮影。こちらはXperiaの方がやや暗く、トルティーヤの色が若干緑がかって見える。iPhoneの方は少し赤みが強いような気もするが、並べてみると素直に美味しそうに感じてしまう。 ズーム撮影はXperia Z5 Premiumがデジタルズーム8倍まで被写体に寄れるのに対して、iPhone 7 Plusは最大10倍と、コンパクトデジタルカメラのスペックに迫っている。最大望遠撮影時にはノイズの発生が避けがたいのはどちらのスマホも同じだが、iPhoneは一段とズームしていることを考えるとよくノイズを抑えていると思う。 フロントカメラでの自撮りは明らかにiPhone 7 Plusの方が明るく、色合いやディティールがより正確に再現できている。これだけでも買い換える価値は十分にありそうだ。ただ、Xperiaシリーズについてはフロントカメラが一気に強化されたXperia X Performance以降の世代と比べてから、最終的な判断を下した方が良いかもしれない。 夜景を撮影してみる。iPhone 7 Plusで撮った写真は全体に少し暗いような気もするが、Xeria Z5 Premiumは感度が高く写真全体が明るい代わりに粒子が粗く感じられる。明るく撮れている部分は所どころディティールが飛んでしまっている。後からPhotoshopで加工する際にはiPhoneで撮った写真の方が整えやすかった。 4K動画も比較した。画面全体の明るさ、自然な色再現はXperia Z5 Premiumの方が上手に感じる。iPhone 7 Plusも被写体の輪郭がキリッとしてシャープなのだが、コントラスト感が少し暗部に引っ張られがちで、暗いところの階調もつぶれて見える。■「スマホで写真」が、かんたんなiPhone、マニアックなXperia 5.5インチのXperiaとiPhoneの実力をカメラ機能を中心に比較してみたが、結果をまとめるなら、iPhoneは細かいカメラ機能にこだわらないユーザーでも、手軽にクオリティの高い写真が撮れるスマホだ。かたや、Xperiaは「プレミアムおまかせオート」に設定しておけば大抵のシーンはあれこれ悩まずともきれいに撮れるのだが、よりこだわりたいならマニュアルモードで追い込むこともできるし、カメラアプリによる多彩なエフェクト機能がプリインストールされているものをはじめ充実している。よりマニアックな視点から、スマホで撮る写真のテクニックを磨きたいならXperiaを選ぶ価値がある。 じゃあ、実際にiPhone 7 Plusに買い換えるのかと問われれば、やはりイヤホン端子がなくなってしまったことが発表以来じわじわと心に響いている。ご存知の通り変換アダプターが付いているとは言え、前回iPhone 7の速報でお伝えした通り、これをつないだときの音がいまいち良くないのだ。Xperiaは本体のイヤホン端子出力からでもハイレゾ再生が楽しめるのでなおさらその差が大きく感じてしまう。Xperiaはおサイフケータイ機能も先行して対応ができているわけなので、この辺もiPhoneでApple Payが導入されたら比べてみつつ、最終的に5.5インチのスマホを買い換えるか慎重に判断したい。協力:アップル・ジャパン
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