--- 学生には「ギガ学割」を提供していた。「ギガモンスター」の提供は、データ増量を望んでいた若い人には納得がいかないのではないか。今井氏「社内でも検討をしている。今後、サービスについての変更点などがあれば発表したい」■20GBは使い切れる? 今井氏、北原氏は説明会後の囲み取材にも応じた。--- Massive MIMOの基地局は横幅も広いため、設置場所には気を遣うのでは?北原氏「そこも計算しており、問題なく設置できる。場所に応じて判断する箇所もある」--- 月のデータ容量が一気に上がったことで、使い切れない利用者もいるのでは?今井氏「ソフトバンクではスポナビライフ、Netflixなどのリッチなコンテンツサービスを提供している。4K、8K、VRなどの普及によりトラフィックは今後もどんどん伸びてくる。それに対応できる。現状で月5GBを超える人は相当数おり、7GBでも10GBでもない20GBというデータ容量は有効なサービスになる」--- 何故20GBにした?もっと早い段階で提供できたのでは?今井氏「トラフィックは今後も加速度的に増加していくので、中途半端にやってもいけない。そこでソフトバンクとしては大容量プランを打ち出した。Massive MIMOの技術と連動しないと実現できなかったこと。時期としてはこれが最速だった」--- Massive MIMOをSprintへの導入は?北原氏「検討している」--- 大容量プランをワイモバイルに提供する予定は?今井氏「いまのところは考えていない」--- Massive MIMOを先行導入できたことによる優位性は?北原氏「他社さんも実証実験などをされている。ただ、ソフトバンクではコマーシャルにまでこぎつけた。複数年、先に行けるのではないかと思っている」--- 5G Projectは何年かけて完結する?北原氏「2020年に向けて挑戦していく」--- 大手キャリア間で大容量プランの競争が始まるのでは?今井氏「単なる大容量プランの提供にはとどまらず、そこにはサクサク使える技術的な要素が裏付けされている。そうした技術と連動した中で競われることだと思っている」--- iPhone 7の発売に合わせた?今井氏「Massive MIMOによるネットワークが利用できるのは、iPhone 7に限った話ではない。ただ、利用者の皆さんに注目していただけるよう意識した部分はある」--- 設備投資もある。収益の面では?今井氏「ビジネス的には成り立っている」--- ソフトバンク光とのカニバリズムは起こらない?今井氏「メニューとしては両方のセットで入っていただけることを期待している。影響はないと考えている」