ディー・ディー・エス(DDS)は7日、次世代オンライン認証規格FIDOに準拠したmagatama(マガタマ)認証局によるオンライン本人確認サービスを、7月から開始したことを発表した。 FIDO(ファイド/Fast IDentity Online)は「ID・パスワードに依存しない新しいオンライン認証」の通信規格で、端末を所持していることでの認証や生体認証などによるパスワードレスの「UAF」と、パスワードとワンタイムパスなどを組み合わせた2要素認証の「U2F」に分かれている。サーバーとクライアント間は公開鍵ベースの認証プロトコル(PKI)にてユーザー認証が行われるという仕組みだ。 同社の「magatama」を見ていくと、小型モジュールとホルダーで構成されており、指紋センサーやBLE通信センサーを搭載し、スマートフォンやPCでなどとペアリングするデバイスとなっている。 オンライン本人確認サービスは、magatamaデバイスとmagatamaアプリにより、FIDO認証、シングルサインオンによる複数サービスのログイン環境を提供するものとなる。 B to Cによる会員管理をしている企業での利用を想定したサービスとなっており、導入によるメリットとしては、売上や利益率アップ、そしてコスト削減を行いつつもセキュリティ強化ができる点を同社では掲げている。 なお、FIDO導入キットは7月19日より提供を開始。価格はオープンとなる。キット内容は、FIDO準拠スマートフォンアプリ、magatamaデバイス2個、接続用アカウントとなっている。