毎日のように目にする「CM」。2015年度にCM展開を行った企業は、東京キー5局で全1997社だという。CM総合研究所は、関東一都六県在住の一般モニター男女3000人に対し、各企業のCM好感度をアンケートし、その結果を発表した。 それによると、2015年度(2015年4月~2016年3月)におけるCM好感度1位は、昨年に続き「KDDI」だった。同社は、松田翔太=桃太郎、桐谷健太=浦島太郎、濱田岳=金太郎の「三太郎」シリーズを中心に、56作品をオンエア。CM楽曲『海の声』もヒットし、1位を堅持した。 2位も昨年に続き「ソフトバンク」。「白戸家」シリーズを中心に77作品をオンエアし、白い子犬“ギガ”が登場する新シリーズが好調だった。ギガの声を担当している生駒里奈が所属する乃木坂46も、同CMファミリーとして新たに登場している。 一方、通信キャリア大手3社のうち、ドコモはCMで苦戦しており、2014年は27位と低調だったが、2015年は9位とを大幅ランクアップ。綾野剛や高畑充希が登場する「得ダネを追え!:斎藤さんゲーム」篇が好評を博した。 なお同ランキングでは、前年度に比べて企業別CM好感度順位を大幅に上昇させた「躍進企業」、放送回数に対するCM好感度の獲得効率が最も高かった「効率企業」も発表。こちらは「躍進企業」1位が『サッポロ一番』のCMに、劇団ひとり、竹内結子、寺田心が出演している「サンヨー食品」、「効率企業」1位も寺田心が出演する「TOTO」だった。■2015年度 企業別CM好感度TOP10総合順位 (前年順位) 企業名 代表銘柄名 代表作品名1(1) KDDI au「三太郎シリーズ:スーパーカケホ・鬼、登場」篇2(2) ソフトバンクSoftBank「白戸家:岡山」篇3(4) 日本コカ・コーラ ジョージア 「公園施設点検員」篇4(3) サントリー食品インターナショナル ボス 「宇宙人ジョーンズ:プレミアム京都」篇5(6) 花王 エッセンシャル 「期待してなかった女」篇6(8) 日清食品 カップヌードル 「バカッコイイ」篇7(7) P&Gファブリーズ 「勘違いする男」篇8(13) キリンビール 一番搾り 「忘年会」篇9(27) NTTドコモNTT DOCOMO「得ダネを追え!:斎藤さんゲーム」篇10(21) リクルート タウンワーク 「魚河岸」篇■躍進企業順位 総合順位 (前年順位) 企業名1 59(187) サンヨー食品2 91(363) 大東建託3 96(221) ソニー損害保険4 98(-) アキタ5 105(320) 明星食品6 115(248) フォルクスワーゲン グループ ジャパン7 122(259) ヤマト運輸8 132(274) マンナンライフ9 136(567) Cygames10 145(252) YKK AP■効率企業順位 (総合順位) 効率(P) 企業名1(41)82.16 TOTO2(1)55.04 KDDI3(98)54.07 アキタ4(37)37.04 大和ハウス工業5(13)35.89 トライグループ6(188)33.33 HOYA7(100)30.86 レベルファイブ8(11)27.62 RIZAP9(52)27.32 日野自動車10(4)26.45 サントリー食品インターナショナル