サンディスクは24日、車載用SDカード「SanDisk Automotive」シリーズと産業用SDカードおよびmicroSDカード「SanDisk Industrial」シリーズの新たなラインアップとして、「スマート機能」を搭載したモデルを4月から発売することを発表した。 「SanDisk Automotive」シリーズは、ICT端末としての機能を有する「コネクテッドカー」独自の要件に合わせて最適化された車載グレードのSDカード。「SanDisk Industrial」シリーズは、高い耐久性と信頼性が要求されるアプリケーション向けに設計された産業グレードのSDカードおよびmicroSDカードとなる。 今回新たに追加された「スマート機能」には、電源瞬断耐性やメモリーヘルスステータスモニター、OEMカスタマイズ機能、データ読み出しが頻繁なアプリケーション向けの改良など、独特かつハードな使用に対応する機能が備わっている。 これらの機能を活用することで、「SanDisk Automotive」シリーズの場合は自動車メーカーはSDカードの仕様やプログラミングを個別のコネクテッド・アプリケーション専用に設定できるほか、カードの動作水準を確認したり、カードのアップグレードや交換が必要な時期を把握できるようになる。 また「SanDisk Industrial」シリーズについても、今回の新機能によりOEMメーカーは商用ドローンや産業用ゲートウェイシステム、監視カメラといった産業市場向けの幅広いアプリケーションで必要とされる大容量データの管理を一層向上させることができるという。