このコンペティションは健康や教育、社会サービスなどの課題に対応する研究、人工知能やロボット工学における革新的なソリューションを奨励することを目的としたもの。Moley Roboticsの料理ロボットは健康部門で出品され多数のプロジェクトが参加する中、セミファイナルまで勝ち残った。
完全な関節型ロボットハンド2本に一流シェフの調理スキルを記憶させて、シェフの手と腕の動きを正確に再現するというプロトタイプを2014年に発表。その基礎を一般家庭向けのバージョンにしてローンチする予定だ。本体は洗練されたデザインのコンパクトなガラスで囲われたキッチンで、ロボットアーム、オーブン、コンロ、タッチスクリーンユニットといったパーツから構成されている。調理はタッチスクリーンを操作して行うほか、スマホでも操作でき、調理だけでなく食器洗いやキッチンの掃除までしてくれるそうだ。
2017年の一般発売を目して準備中と発表されている。公式ホームページて公開されているプロモーション動画では、レストランさながらのオシャレなオードブルをロボットアームが人間のような滑らかな動きでテキパキと作り上げていく様子が映し出されている。動画ではおめかしをした女性がロボットが作った料理をテーブルに並べて家での食事デートを楽しんでいる。