第88回アカデミー賞授賞式で、「レヴェナント:蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞した。 5度目のノミネートでついにオスカーを獲得したディカプリオ。同作ではハンティング中に息子を目の前で殺され、その復讐に燃える主人公を熱演した。休養宣言を撤回して取り組んだ演技は大きな話題となり、ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞など22の主演男優賞受賞を獲得。そして悲願のアカデミー主演男優賞に輝いたディカプリオは、「本当にありがとうございます。ここにいる皆さんに感謝します」と喜びを語り、「『レヴェナント:蘇えりし者』は信じがたいキャスト、スタッフの努力の賜物です」とコメントした。 同作は主演男優賞のほか、監督賞、撮影賞も獲得。監督賞に輝いたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は、昨年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続き2年連続の受賞となった。史上3人目、65年ぶりの快挙に監督は、「こんなことが起きるなんて信じられません。この賞を受けることは素晴らしいことです」とコメント。ディカプリオには「レオ、君こそが”レヴェナント”だよ。人生をそそぎこんで演技してくれてありがとう」とメッセージを送った。 「レヴェナント:蘇えりし者」は4月22日に全国ロードショー。