Google fiberが公式ブログ「Google fiber Official Blog」で発表した情報によると、米国内のインターネット接続環境は、通信速度が他国に遅れをとっている状況にもかかわらず、世界でもっとも高額であるという。このことが、家庭へのインターネット環境の普及を妨げている。
Googleは「放課後やSTEM教育の授業でコンピューターを利用し、インターネットを活用することができれば、より多くの子どもがカーン・アカデミーのようなオンライン授業で学べるようになる」と考えている。こうしたことからGoogleは、子どもたちのより良い学習環境の整備などを目的に、Housing and Urban Developmentと協力し、公共住宅に住む家庭を対象に高速インターネットサービスの無料提供を決定した。まずは、米国カンザス州カンザスシティで、1,000Mbps(1G)のサービスを提供する予定だ。
対象は、カンザスシティの公共住宅「Housing Authority of Kansas City」に住む約100世帯。Googleは最終的に1,300以上の家庭に無料の高速インターネットサービスを提供することを目標としている。
《佐藤亜希》