観光庁は9月(第2次速報値)、および10月(第1次速報値)における宿泊旅行統計調査の結果を発表した。 これによると、9月の延べ宿泊者数(全体)は4351万人泊。これは前年同月比9.7%増で、9月としては平成19年の統計開始以来、最高を記録した。10月は4560万人泊で、前年同月比10.5%増となった。 9月はシルバーウィークの影響もあり、日本人延べ宿泊者数が前年同月比6.4%の伸びを示している。10月も引き続き前年同月比6.2%増と、好調を維持した。 外国人延べ宿泊者数は、前年同月比で9月は45.1%増、10月は46.9%増を記録。このうち9月の実績を地域別にみると、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)は平成25年から平成26年にかけて24.5%増、平成26年から平成27年にかけて41%増となっている。地方は25年から26年にかけて26.8%増、26年から27年にかけて52.7%増となり、増加率では地方が三大都市圏を上回った。