いま話題の格安スマートフォンの魅力や使い方をわかりやすく紹介する連載「はじめての格安スマホ」の第4回では、全国の店舗で中古携帯電話を取り扱うゲオモバイルの格安スマホサービスの特徴に迫る。 レンタルビデオや中古ゲームの販売等を全国展開するチェーンストアの「GEO(ゲオ)」が、中古携帯電話の買い取り・販売を始めたのは2009年。当時は携帯電話の販売専門ショップ、ゲオコミュニケーションズとしてスタートしたが、今年の4月2日にはゲオホールディングスとNTTコミュニケーションズの業務提携により、新たなスマートフォンサービス「ゲオスマホ」を立ち上げ。総合モバイルショップ「ゲオモバイル」を本格スタートさせた。■スマホの販売に力を入れる「ゲオモバイル」 ゲオモバイルは全国のゲオ店舗のなかでも、とりわけスマホやタブレットなどモバイル端末の販売と買い取りに力を入れている専門店であり、現在全国で52店舗に広がっている。ゲーム機やゲームソフトの販売と買い取りに注力してきたゲオが携帯電話にもビジネスを広げてきた背景には、スマホがゲーム機としても魅力的な機能を備え、ショップを訪れるユーザーからのニーズも高かったことから、その親和性を活かして都市型の店舗を中心に販売を始めたことがきっかけだったという。 現在は今回の取材を行ったゲオ池袋北口店のほか、ゲオアキバ店、ゲオモバイル渋谷センター街店をはじめ、常時1,000台以上のスマホ・タブレットやガラケーの中古端末を幅広く取り揃える旗艦店のほか、全国の都市部や沖縄、北海道にもショップの裾野が広がる。 中古携帯端末については全国の店舗で買い取り、ゲオモバイルの各店舗へ振り分けるかたちで商品を拡充している。国内キャリア製の中古端末は基本的にSIMロックがかかっている状態で販売。なかにはグローバルモデルのSIMフリー端末も扱いがある。さらに中古端末だけでなく、ASUSの「ZenFone 2」などSIMロックフリー端末の新品も扱うほか、iPhoneなど人気端末は一部大手キャリアの販売代行も行っている。■訪日外国人の利用も多く、免税対応も 中古携帯電話は購入時に身分証明書が要らないため、海外からの旅行者が店舗を訪ねることも多いという。そのため同社では都市部を中心に免税サービス店舗の拡大にも力を入れている。ゲオモバイルの一部店舗で取り扱う、IIJが提供する「Japan Travel SIM」など訪日外国人向けプリペイド型SIMカードも人気だ。 またゲオの都市型ショップの中で深夜も営業している店舗なら、中古端末であれば夜中にも購入ができるため、不意に携帯電話が故障したり紛失した購入客が駆け込んでくるケースも少なくないそうだ。なお現在のところは、まだWebサイトでの中古携帯端末の販売は行っていないが、今後の対応に向けて検討を進めているという。 ゲオモバイルのショップを訪れる客層は男女比のバランスが取れており、女性客も多いそうだ。最近の傾向としては格安SIMに関心があり、上手に毎月の通信費を節約したいという個人からファミリー層の購入者が増えつつあるという。端末の買い換えサイクルも年々早くなってきているため、端末の買い取り部門も活況を呈している。
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