オートモーティブ&インダストリアルシステムズは27日、LED照明付小型蓄電システム「エネループ ソーラーストレージ」を、11月よりアジア、アフリカなどの無電化地域に向けて出荷開始することを発表した。 同社は、パナソニックの社内カンパニー。今回発表された「エネループ ソーラーストレージ」は、日中に太陽電池で発電したエネルギーを蓄電し、夜間に照明や小型の電化製品(携帯電話やタブレットなど)の充電用に使える蓄電システムとなっている。 無電化地域の家庭、病院、学校や店舗などでの使用を想定。無電化地域で多く使われている灯油ランプや充電式ランタン、ディーゼルジェネレーターなどと比較すると、明るさやランニングコストなどが優れている特徴を持つ。 照明は1.5W電球形LEDランプと5W直管形LEDランプの2種類のLEDランプ、太陽光パネルとパナソニック製ニッケル水素電池を搭載し、約5時間でフル充電される。1日1回充放電利用での製品期待寿命は約5年間となっている。 発売予定地域はエチオピア、タンザニアなどのアフリカ地域及び、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイなどのアジア地域各国。日本国内での発売は予定していない。