イノベックスは東京ビッグサイトで開催された「フードファクトリー2015 食品工場改善設備展」にて、高い防虫効果を持つシートシャッター「マジックオプトロン門番」の展示を行った。 食品工場における異物混入クレームの主な原因とされるのが虫の混入。そのうち80%は光に誘引される虫と言われているという。不可抗力なケースもあるが、ひとたび虫の混入が発覚すると、企業イメージに与える影響も大きく、その対策は非常に重要と言える。 「マジックオプトロン門番」は大成イーアンドエル、小松電機産業、イカリ消毒の3社による共同開発製品。外からは緑色に、中からは黄色に見える「マジックオプトロンシート」で虫の侵入を防ぐシートシャッターだ。 外側(工場の外部側)は虫が感応しやすい波長域500nm(ナノメーター)までの光を大幅にカット。特に飛翔性昆虫の誘引阻止率80%を可能にし、工場内に虫が入ることを抑止する。 逆にシートシャッターの内側(工場の内部側)は、虫を引き寄せる黄にすることで、万が一、虫がシートシャッターの内側に侵入した場合も、出入り口近辺に虫を引き留め、より内部への進入を防ぐという仕組みだ。 なお、シートシャッターはクリア素材のため、シートの向こう側の安全確認が目視でき、フォークリフトなどを使うような工場でも導入可能。 シートシャッターの開閉は、自動ドアのようにセンサーで運用できるので、ハンズフリーでの入退場できる。さらにシートの下端はネズミ対策として高濃度カプサイシン配合されており、防鼠仕様になっている。