セイコーソリューションズは26日、東京ビッグサイトで開催中の「外食ビジネスウィーク2015」で、同年4月から提供中のスマートデバイスPOS&オーダリングサービス「oishino」に関する展示を行った。 同社ではこれまで専用端末を用いたオーダリングシステム「MONSTERA」を提供してきた。しかし、専用端末は導入コストが100万円前後となるため、小規模店では気軽に利用できない。そのため、オーダーのミスや遅延があっても、紙の伝票を使い続けているのが現状だった。 そこで「oishino」では、専用端末の代わりにユーザーが利用しているiPhone、及びiPadを利用することで、初期コストを一式35万円まで抑えている。その構成は無線LANのアクセスポイント、キッチンプリンタ、キャッシュドロア、レシートプリンタという内容。これらを、月額1万2000円からのサポート費用で利用可能だ。 なお、近年では会計済みの伝票の保管が義務付けられているが、「oishino」では伝票を電子ジャーナルとして、法的な規格で保存可能。これにより伝票の完全なペーパーレスを実現している点も、見逃せない特徴となる。もちろん、日々の売り上げはリアルタイムでモニタリングできるため、多店舗経営のオーナーなどは、経営の分析にも利用できるだろう。 近年ではスマートデバイスを用いたオーダリングシステムが増えているが、「oishino」の魅力は24時間体制のコールセンターが利用できること。保守員が全国をカバーしているため、柔軟な修理対応も期待できそうだ。
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