東京ビッグサイトで24日まで開催されている「第39回プラントメンテナンスショー」にて、日立産業制御ソリューションズは、高所点検ロボットカメラ「HV-KT2000TB」のデモ展示を行った。 屋根の上などの高所での点検を、人を登らせることなく、安全・確実に行うための製品で、iPadやWindows搭載のタブレットを使い、タッチ操作で、カメラの角度、ズーミング操作なども行うことができる。 搭載されているカメラユニットは、1,280×720(約92万画素)で、ズーム倍率は光学30倍まで対応。動画と静止画の撮影が可能となる。また、電動雲台は、上下(チルト)90度、左右(パン)180度。録画、保存に関しては、使用するタブレットのディスク容量により異なる(動画:8MB/分、静止画:350KB/枚)。 伸縮可能なポールユニットは、10mのポールと11.5mのポールをラインナップ。 これまでの高所点検作業では、人が登ることによって老朽化した屋根が破損してしまうトラブルが起きたり、登った人間の転落などのリスクがあったが、本製品はそうした課題を解決することが可能となる。 また、軽量で組立も簡単なので、1人での点検作業も行える。カメラユニットが入ったバッグ(約940g)とポールユニットが入ったケース(約10kg/約13kg)の2つにまとめられ、徒歩での持ち歩きも可能だ。 点検用途以外にも、イベント時の警備用途などで高所からの映像監視、災害時などに周囲の被害状況の収集といった使い方も想定できる。販売のほか、リース契約にも対応している。